モリサワのメールアカウントに不正アクセス、従業員とのやり取り装う英文フィッシングメール送信 | ScanNetSecurity
2024.05.10(金)

モリサワのメールアカウントに不正アクセス、従業員とのやり取り装う英文フィッシングメール送信

株式会社モリサワは7月7日、同社従業員のメールアカウントに対する不正アクセスについて発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 3 枚 拡大写真
 株式会社モリサワは7月7日、同社従業員のメールアカウントに対する不正アクセスについて発表した。

 これは5月26日に、同社従業員とのやり取りを装った英文のフィッシングメールが、同社宛てに複数送信されたことを検知し社内調査を行ったところ、5月4日以降に、同社従業員3名のメールアカウントに海外からの不正アクセスが複数回行われたことが判明したというもの。

 同社によると、同社従業員のメールアカウントを踏み台にした不正メール送信は確認されていないが、同社従業員とのやり取りを装った英文のフィッシングメール送信を確認している。また、当該アカウントのメールボックス内の情報がダウンロードされた痕跡は確認されていないが、メールボックス内の記載が読み取られた可能性があるため、同社では影響を受けた可能性がある取引先に対し、順次連絡を行っている。

 なお、不正アクセスとフィッシングメールとの直接的な関連性は確認されていない。

 同社では5月26日に、同社従業員3名のメールアカウントのパスワードを変更済みで、以降、不審なアクセスは確認されていない。またPCのウイルスチェックも実施し、感染がないことを確認している。

 同社では調査結果を踏まえ、セキュリティ強化策を実施し、今後は更に不正アクセスを防止するための再発防止策を実施するとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

    「意識を高揚させよう」と思い特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に特定秘密の情報を漏らす、懲戒処分に

  4. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  5. メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

    メディキットホームページに不正アクセス、閲覧障害に

  6. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  7. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  8. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  9. 日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

    日本は悪意ある内部犯行による漏えいが 12 ヶ国中最小、プルーフポイント「Data Loss Landscape 2024(情報漏えいの全容)」日本語版

  10. 経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

    経団連、個人情報保護法に基づく漏えい報告や本人通知にリソースを割く現状を問題視

ランキングをもっと見る