IIJ、マネージド型ZTNAサービスをアジア圏の日系企業に向け提供 | ScanNetSecurity
2025.10.24(金)

IIJ、マネージド型ZTNAサービスをアジア圏の日系企業に向け提供

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は8月25日、マネージド型のゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)サービス「Safous」を、同日から提供開始すると発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
サービスイメージ図
サービスイメージ図 全 1 枚 拡大写真
 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は8月25日、マネージド型のゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)サービス「Safous」を、中国、シンガポール、タイ、インドネシア、ベトナムにあるIIJグループ現地法人を通じて各拠点国及び周辺国の日系企業及びローカル企業を対象に同日から提供開始すると発表した。

 IIJが新たに開発したSafousは、イスラエルCyolo社との技術提携によりCyolo社のエージェントレス型ZTNA製品を採用、顧客は端末へのエージェントのインストールや、専用のインフラ基盤を用意する必要がなく、短期間で利用開始できる。Safousはマネージドサービスとして、24時間365日の運用監視や障害復旧支援を提供する。

 Safousは、外部から社内ネットワークに直接通信させないアーキテクチャで、許可されたアプリケーションに対して許可された人・物のみがアクセスするため、企業ネットワークを狙った攻撃のリスクを軽減できる。また、顧客のネットワークに設置する専用のアプリケーションゲートウェイで、認証・認可の制御を行い、端末のアプリケーションや場所、デバイスなどの条件に応じて細かくアクセス制御ができ、多要素認証やシングルサインオンなどの認証方法で、端末の認証を強化できる。さらにエージェントレスでデバイスに依存しないため、PC、タブレット、IoT機器などあらゆるデバイスで活用可能。

 Safousの参考価格は、基本料金は 800 USD、1ユーザあたりのアカウント費用は 10 USDとなっている。

 Safousは今後、Webアクセスのセキュリティ機能(SWG:Secure Web Gateway)や、クラウドの利用状況を可視化する機能(CASB:Cloud Access Security Broker)等を順次追加し、統合的なセキュリティ対策サービスとして開発を進める予定。提供エリアについても、2022年までに欧州及び米国へ拡大する。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  2. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  3. 廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

    廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

  4. アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

    アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

  5. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

ランキングをもっと見る
PageTop