中小企業のリスク意識と対策を調査、コロナ禍の影響を色濃く反映 | ScanNetSecurity
2026.04.28(火)

中小企業のリスク意識と対策を調査、コロナ禍の影響を色濃く反映

日本損害保険協会は、「中小企業のリスク意識・対策実態調査2021」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
近年、増えていると思うリスク
近年、増えていると思うリスク 全 4 枚 拡大写真
 一般社団法人 日本損害保険協会は9月16日、「中小企業のリスク意識・対策実態調査2021」を発表した。同調査は2021年7月16日から21日、損害保険契約関係者を対象にインターネット上で実施されたもので、サンプル数は1,031。

 調査結果によると、企業を取り巻くリスクについて「近年リスクが増えていると思う」と回答したのは全体の60.4%を占めた。近年増えているリスクは「自然災害」(37.3%)、「感染症」(37.3%)、「取引先の廃業等による売上の減少」(32.5%)の3つがほぼ同じ割合で上位となった。「サイバーリスク」は13.9%、「情報の漏えい」は10.9%であった。

 リスクへの対策・対処については、「特に対策・対処をしていない」との回答が36.6%に及び、その理由には「対策をする費用に余裕がない」(21.0%)、「対策方法が分からない」(13.5%)、「リスクが発生する可能性は低いと考えている」(11.7%)などとなっている。

 何らかのリスクによる被害経験については、27.0%が「ある」と回答した。その内容は「自然災害」と「取引先の廃業等による売上の減少」がともに46.8%で最も多く、「感染症」が13.3%でこれに続いた。被害経験があると回答した278名に被害額を聞くと、「法令違反」「取引先の廃業等による売上の減少」「事故」では1億円以上となった。

 被害を受けた際の考えについては「何かしらのリスクが発生するのはしょうがない」という回答が最も多かったが、「被害がこんなにも大きくなるとは思っていなかった」「リスクに対する備えが不足していた」「うちの会社ではまさか起こらないと思っていた」など、危機意識の低い回答も半数近くあった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. 従来型 VPN の脆弱性を根本から解消する新サービス「HENNGE Mesh Network」提供

    従来型 VPN の脆弱性を根本から解消する新サービス「HENNGE Mesh Network」提供

  2. IPA が SCS評価制度の詳細を公表

    IPA が SCS評価制度の詳細を公表

  3. 市立奈良病院にサイバー攻撃の疑い ~ 電子カルテ切り離し 全端末の安全を確認

    市立奈良病院にサイバー攻撃の疑い ~ 電子カルテ切り離し 全端末の安全を確認

  4. 受託業務で受領したデータの様式を同意なく別業務へ流用、非表示設定となっていたワークシート内に顧客情報が残存

    受託業務で受領したデータの様式を同意なく別業務へ流用、非表示設定となっていたワークシート内に顧客情報が残存

  5. いえらぶGROUPのクラウドサービスに不正アクセス、社外関係者等に関する情報が不正に読み出されたことを確認

    いえらぶGROUPのクラウドサービスに不正アクセス、社外関係者等に関する情報が不正に読み出されたことを確認

ランキングをもっと見る
PageTop