Linux カーネルにおいて管理者権限の奪取につながる overlayfs における名前空間の検証不備の脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.02.23(月)

Linux カーネルにおいて管理者権限の奪取につながる overlayfs における名前空間の検証不備の脆弱性(Scan Tech Report)

2021 年 5 月に、Linux カーネルに権限昇格の脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
www.kernel.org
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◆概要
 2021 年 5 月に、Linux カーネルに権限昇格の脆弱性が報告されています。対象システムのログインに成功している攻撃者に脆弱性を悪用されてしまった場合は、対象システムの全権限が奪取されてしまいます。ソフトウェアのアップデートにより対策してください。

◆分析者コメント
 当該脆弱性の悪用は、対象システムの動作に影響を及ぼす可能性が低く、容易に管理者権限の奪取が可能であるため、システムの侵入に成功した攻撃者が悪用を試みる可能性が高い脆弱性であると考えられます。ソフトウェアのアップデートにより対策してください。

◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3.1]
7.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2021-3493&vector=AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST

◆影響を受けるソフトウェア
 Ubuntu の以下のバージョンが、当該脆弱性の影響を受けると報告されています。

    + 18.04 LTS
    + 20.04 LTS
    + 20.10

各バージョンでの脆弱な Linux カーネルのバージョンについては、Canonical 社の公式情報(関連情報 [1])を参照してください。

◆解説
 Linux カーネルに採用されているファイルシステム overlayfs に、管理者権限の奪取につながる検証不備の脆弱性が報告されています。

《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

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