最も大きなサイバー脅威は犯罪者ではなく国家 | ScanNetSecurity
2026.05.19(火)

最も大きなサイバー脅威は犯罪者ではなく国家

サイバースペースの安定性に関するグローバル委員会(GCSC)は、インターネットおよびインターネット接続型のすべての端末が戦争にて攻撃対象になる事態をいかに防ぐか、ガイダンスを公開している。

国際 TheRegister
「RISK ANALYSIS OF THE EXISTING INTERNET GOVERNANCE AND OPERATIONAL MODEL」
「RISK ANALYSIS OF THE EXISTING INTERNET GOVERNANCE AND OPERATIONAL MODEL」 全 1 枚 拡大写真
 サイバースペースの安定性に関するグローバル委員会(GCSC)は、インターネットおよびインターネット接続型のすべての端末が戦争にて攻撃対象になる事態をいかに防ぐか、ガイダンスを公開している。しかし同委員会は、そのガイダンスの誤った解釈が広まっているのではないか、ひょっとすると国家が誤った解釈を意図的に流布しているのではないか、と心配している。

 GCSC は世界的な行動規範の策定に取り組んでおり、国家の行動を規定する外交文書が、その行動規範を採用することを望んでいる。同委員会がこのような取り組みを行うのには、理由がある。物理兵器を用いた戦争では、病院または学校への攻撃は条約で禁止となっている。それなのに、情報戦においては簡単に病院を機能停止に追い込める旨をまだ正式に認知していない国が多いのだ。そのため GCSC では、物理兵器を用いた戦争に関してのルールと同等のルールが情報戦に関しても必要であることを、各国に認識してほしいと考えている。

 同委員会のこうした取り組みはかなり実を結んでおり、すでに 8 つの規範の策定が終わっている。1 つ目の規範は、インターネットのパブリックな中核システムへの干渉を禁止するものだ。具体的には「ドメイン名システム」「DNSSEC」「WHOIS情報サービス」「IANA が運営するシステム」および「地域インターネットレジストリのシステム」への攻撃を禁止するよう求めている。

《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. デンソーグループのイタリア・モロッコ拠点に不正アクセス

    デンソーグループのイタリア・モロッコ拠点に不正アクセス

  2. Webメール「Active!mail」に海外IPアドレスからDDoS攻撃

    Webメール「Active!mail」に海外IPアドレスからDDoS攻撃

  3. Windows DNS クライアントにリモートでコードが実行される脆弱性

    Windows DNS クライアントにリモートでコードが実行される脆弱性

  4. 中学校教員 コインロッカーの鍵かけ忘れ 端末と鍵 盗難被害

    中学校教員 コインロッカーの鍵かけ忘れ 端末と鍵 盗難被害

  5. 今日もどこかで情報漏えい 第48回「2026年4月の情報漏えい」“非表示シート Excel 警察” 待望論

    今日もどこかで情報漏えい 第48回「2026年4月の情報漏えい」“非表示シート Excel 警察” 待望論

ランキングをもっと見る
PageTop