JPCERT/CC 2021年第3四半期インシデント報告、改ざんされたWebサイトから偽ECサイトへの転送を複数確認 | ScanNetSecurity
2026.06.02(火)

JPCERT/CC 2021年第3四半期インシデント報告、改ざんされたWebサイトから偽ECサイトへの転送を複数確認

一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月14日、2021年7月1日から年9月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
 一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月14日、2021年7月1日から年9月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCに寄せられたインシデント報告件数は12,469件で、前四半期(10,274件)から21%増加した。

 同四半期のインシデントの内訳は「フィッシングサイト」が71.8%、「スキャン」が14.7%となった。フィッシングサイトの報告件数は6,311件で、前四半期の4,841件から30%増となっている。内訳では、国内のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は3.533件で、前四半期の2,732件から29%増加、国外のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は1,570件となり、前四半期の1,134件から38%増加した。

 同レポートによると、同四半期に報告のあったWeb サイト改ざんの件数は579件で、前四半期の251件から131%増加している。同四半期では改ざんされた Web サイトから偽ECサイトへ転送される事例が複数寄せられており、改ざんされたWeb サイトには難読化された不正な JavaScriptコードが挿入され、アクセスしてきたブラウザのReferrerの値をチェックし、検索エンジン経由のアクセスと判断された場合のみ、転送する仕組みとなっている。また前四半期から引き続き、改ざんされた Web サイトに不正な PHP スクリプトが設置された結果、訪問者がラッキービジター詐欺ページへ転送される事例が複数寄せられている。

 同四半期に報告のあった標的型攻撃の件数は4件で、前四半期の5件から20%減少している。確認されたインシデントとして、暗号資産交換業者を狙ったと考えられる「JavaScript をダウンロードさせるショートカットファイルを用いた攻撃」や、「PulseSecure の脆弱性を悪用した攻撃」でデバイス上に Webシェルを設置されるインシデントに関する報告が寄せられている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. エイテックプロに不正アクセス、システム障害が発生

    エイテックプロに不正アクセス、システム障害が発生

  2. 東京都「中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意」ポータルサイトの旧ドメインを第三者が取得

    東京都「中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意」ポータルサイトの旧ドメインを第三者が取得

  3. CVE停止の危機とNVDの停滞、セキュリティ担当者が直面する脆弱性情報分断の裏側

    CVE停止の危機とNVDの停滞、セキュリティ担当者が直面する脆弱性情報分断の裏側

  4. 添付ファイル分離メールサーバに第三者からサイバー攻撃、メールアドレスと添付ファイルが漏えいした可能性

    添付ファイル分離メールサーバに第三者からサイバー攻撃、メールアドレスと添付ファイルが漏えいした可能性

  5. [更新] 福岡市職員が書類送検、ファイル共有ソフトで児童ポルノ動画拡散

    [更新] 福岡市職員が書類送検、ファイル共有ソフトで児童ポルノ動画拡散

ランキングをもっと見る
PageTop