「Emotet」テイクダウンから復活 ~ トレンドマイクロが動向やテイクダウン前との違いを解説 | ScanNetSecurity
2026.10.26(月)

「Emotet」テイクダウンから復活 ~ トレンドマイクロが動向やテイクダウン前との違いを解説

トレンドマイクロ株式会社は11月18日、テイクダウンされた「Emotet」の活動再開について、同社ブログで発表した。ラック株式会社も11月19日に、Emotetの攻撃メールの確認を発表している。

脆弱性と脅威 脅威動向
 トレンドマイクロ株式会社は11月18日、テイクダウンされた「Emotet」の活動再開について、同社ブログで発表した。ラック株式会社も11月19日に、Emotetの攻撃メールの確認を発表している。

 トレンドマイクロでも、Emotetを拡散させるマルウェアスパム、新たなEmotet本体とそのドロッパーの検体、及び遠隔操作サーバ(C&Cサーバ)などの活動再開を確認しているという。

 トレンドマイクロによると、Emotetのボットネット再構築の初期段階では、別のボットであるTrickbotからのダウンロードが使用されている。既にEmotetのボットネットからのマルウェアスパム送信の再開も確認済みで、その拡散手法として、テイクダウン前と同様に不正マクロを含むWordもしくはExcel文書ファイルからEmotet本体であるDLLファイルがダウンロードされ、実行される流れを確認している。

 不正マクロを含む文書ファイルはメールへの直接添付に加え、パスワード付き圧縮ファイルに含まれている場合も確認しており、その他本文内のURLからダウンロードするケースも報告されている。これらの不正文書ファイルを含むマルウェアスパムの内容は、テイクダウン前と同様、以前に送信したメールの返信形式のものも確認されている。現在は英文のマルウェアスパムのみで、日本語のスパムは観測されていない。Emotet活動再開後に見られた変化として、C&C通信がHTTPからHTTPSになったことを確認している。

 ラックではEmotetへの対策として、メールに添付されているOffice文書ファイルを安易に開かない、本文内にあるメールのリンクにはアクセスしないことを挙げ、Office文書ファイルを開封した場合でも、「コンテンツの有効化」ボタンをクリックせずにファイルを閉じるよう注意を呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ムーンスターのサーバに不正アクセス、オンラインストアを利用した顧客情報が漏えいした可能性

    ムーンスターのサーバに不正アクセス、オンラインストアを利用した顧客情報が漏えいした可能性

  2. 中古車情報サイト「カーセンサーnet」と中古車販売店向け業務支援サービス「C-MATCH」への不正アクセス、最大3,709,551件の個人情報が漏えいした可能性

    中古車情報サイト「カーセンサーnet」と中古車販売店向け業務支援サービス「C-MATCH」への不正アクセス、最大3,709,551件の個人情報が漏えいした可能性

  3. メール配信システム「ブラストメール」に不正アクセス、データ持ち出しを確認

    メール配信システム「ブラストメール」に不正アクセス、データ持ち出しを確認

  4. セーファーインターネット協会が利用する「さくらのレンタルサーバ」に不正アクセス

    セーファーインターネット協会が利用する「さくらのレンタルサーバ」に不正アクセス

  5. 【セキュリティショー2015】大学や病院、多棟型の集合住宅向けの広域防災ネットワークシステムを展示(ホーチキ)

    【セキュリティショー2015】大学や病院、多棟型の集合住宅向けの広域防災ネットワークシステムを展示(ホーチキ)

ランキングをもっと見る
PageTop