「東芝グループ サイバーセキュリティ報告書2022」公表、成熟度自己評価も掲載 | ScanNetSecurity
2024.07.08(月)

「東芝グループ サイバーセキュリティ報告書2022」公表、成熟度自己評価も掲載

 株式会社東芝は6月23日、東芝グループの2021年度のサイバーセキュリティに対する取り組みをまとめた「東芝グループ サイバーセキュリティ報告書2022」を公表した。

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成熟度自己評価結果のグラフ
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 株式会社東芝は6月23日、東芝グループの2021年度のサイバーセキュリティに対する取り組みをまとめた「東芝グループ サイバーセキュリティ報告書2022」を公表した。

 本報告書では、サイバーレジリエンスの実現のために、意思決定・指揮系統を明確化する「ガバナンス」、監視・検知/対応・復旧/防御を行う「セキュリティオペレーション」、これらを運用し発展させていく「人材育成」について詳説している。

 東芝グループでは、サイバーセキュリティマネジメントの目標を設定し、主要グループ会社では毎年、成熟度自己評価を実施、成熟度を可視化することで、現在の状態を測定している。成熟度自己評価の指標は、セキュリティインシデントマネジメントの成熟度モデルSIM3や、経済産業省「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」、NIST“Cyber Security Framework”を参考にし、情報セキュリティ(CSIRT)、製品セキュリティ(PSIRT)の両方を評価している。ガバナンス、社外連携、セキュア開発・評価基盤、リスク管理基盤、SOC基盤、インシデント対応、人材育成のカテゴリ別に5段階で成熟度を評価している。

 本報告書に掲載された成熟度自己評価のグラフによると、ガバナンス、社外連携などのカテゴリでは2022年度までの目標値にほぼ達しているが、インシデント対応と人材育成のカテゴリで、2022年度までの目標値と2021年度の成熟度自己評価にギャップがあった。

 東芝グループでは2020年度以降、成熟度自己評価の対象を海外東芝グループ会社にも拡大し、海外のサイバーセキュリティマネジメント体制の強化を推し進めている。

《ScanNetSecurity》

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