サイレントクーデター 超限政変 第21回「フェイクニュース活用」 | ScanNetSecurity
2026.10.24(土)

サイレントクーデター 超限政変 第21回「フェイクニュース活用」

「あたしは証拠集めを始める。工藤さんはハイテックサポートの金の流れを調べられたら調べて。どこから金が出てるかわかればそこが元締めでしょ」

特集 フィクション
サイレントクーデター 超限政変:工藤伸治のセキュリティ事件簿 外伝(イラスト:SRBGENk )
サイレントクーデター 超限政変:工藤伸治のセキュリティ事件簿 外伝(イラスト:SRBGENk ) 全 1 枚 拡大写真

前回

 理屈ではわかってる。ネットにつながった瞬間からいつ被害者になってもおかしくないし、犯罪者の疑いをかけられる可能性もある。だが、まさか自分には起こらないだろうと思う。

「あたしは証拠集めを始める。工藤さんはハイテックサポートの金の流れを調べられたら調べて。どこから金が出てるかわかればそこが元締めでしょ」

 そんなことどうやって調べるんだと言いかけてすぐに悟った。ハイテックサポートの関係者のPCにマルウェアを感染させて情報を盗み出すのだ。敵の組織はシステムに通じた人間が多いはずだが、末端までそうとは限らない。サイバー軍需企業だってハッキングされて情報漏洩した実例はいくつもある。

「ハイテックサポートのフェイクニュースを流して、そこにマルウェアを仕込んでおく」

 オレはすぐに答えた。フェイクニュースを見ようとリンクを踏むと、それらしいフェイクニュースが表示され、同時にマルウェアがインストールされるというわけだ。当然ハイテックサポートの連中も確認のためにサイトを訪れるだろう。何人か来た中でひとりでも間抜けがいればマルウェアに感染してくれる。

「このタイミングでハイテックサポートの名前を出すと、もろに工藤さんだってわかると思うけどね」

「どのみち疑われるのは間違いないんだ。やってみる。お前はなにをするんだ?」

《一田 和樹》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. セーファーインターネット協会が利用する「さくらのレンタルサーバ」に不正アクセス

    セーファーインターネット協会が利用する「さくらのレンタルサーバ」に不正アクセス

  2. 日本郵政「ゆうゆうポイントサイト」を緊急サービス停止

    日本郵政「ゆうゆうポイントサイト」を緊急サービス停止

  3. ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」に不正アクセス、泉大津市で寄附の受付ができない状況に

    ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」に不正アクセス、泉大津市で寄附の受付ができない状況に

  4. 電子書籍販売サイト「Renta!」への不正アクセスの可能性

    電子書籍販売サイト「Renta!」への不正アクセスの可能性

  5. さくらインターネットに不正アクセス、会員情報 1,360,563 アカウントが影響を受けた可能性

    さくらインターネットに不正アクセス、会員情報 1,360,563 アカウントが影響を受けた可能性

ランキングをもっと見る
PageTop