訃報 アセンブリ言語の発明者 キャスリーン・ブース氏 | ScanNetSecurity
2026.07.31(金)

訃報 アセンブリ言語の発明者 キャスリーン・ブース氏

訃報 英国コンピュータ科学黎明期のパイオニアとして知られるキャスリーン・ブース教授が逝去した。享年 100 歳であった。

国際 TheRegister
業務中のキャスリーン・ブース氏
業務中のキャスリーン・ブース氏 全 1 枚 拡大写真

 英国コンピュータ科学黎明期のパイオニアとして知られるキャスリーン・ブース教授が逝去した。享年 100 歳であった。

 キャスリーン・ヒルダ・ヴァレリー・ブリテン氏は、1922 年 7 月 9 日にイングランドのウスターシャーで誕生した。第 2 次世界大戦中、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校で学んだ彼女は、1944 年に数学の学士号を取得した。卒業後はファーンボローにある研究機関 Royal Aircraft Establishment で下級技師となった。その 2 年後、彼女はバークベック・カレッジへと移り、最初は研究助手として働き、その後に講師、さらには研究員となった。

 また、British Rubber Producers' Research Association( BPRRA )にも勤務し、そこで後に夫となる数学者兼物理学者のアンドリュー・ドナルド・ブース氏と出会い、ともに働いた。A・D・ブース氏は、バナール球の発明者で、X 線結晶構造解析を専門とする J・D・バナール教授との研究を経た後、X 線回折データを使って結晶構造の解明に取り組んでいたが、手計算がたいへん面倒であることに気づいた。そこで彼は、この計算の一部を自動化するアナログコンピュータを構築した。

 1946 年にキャスリーンとアンドリューは、バークベック・カレッジでごく初期のデジタルコンピュータである自動リレー計算機( ARC )の共同研究に取り組み、その過程で現在同カレッジのコンピュータサイエンスおよび情報システム部門となっている組織を設立した。


《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. アフラック生命保険に不正アクセス、保険料振替口座が漏えいしたことを踏まえ金融機関と連携

    アフラック生命保険に不正アクセス、保険料振替口座が漏えいしたことを踏まえ金融機関と連携

  2. 9 月末でサービス終了 ~ 不正アクセス受けたデジタルギフトサービス

    9 月末でサービス終了 ~ 不正アクセス受けたデジタルギフトサービス

  3. 二次被害防止のためSMSと携帯電話からの電話連絡を全面廃止 ~ キャネット(鹿児島市)ホームページ内マイページに不正アクセス

    二次被害防止のためSMSと携帯電話からの電話連絡を全面廃止 ~ キャネット(鹿児島市)ホームページ内マイページに不正アクセス

  4. 住友重機械工業の海外グループ会社に不正アクセス

    住友重機械工業の海外グループ会社に不正アクセス

  5. ニチレイグループへの不正アクセス、ヨシケイ商品の出庫に支障

    ニチレイグループへの不正アクセス、ヨシケイ商品の出庫に支障

ランキングをもっと見る
PageTop