仏語話者の犯罪集団 15カ国の銀行から40億円強奪、カスタムマルウェア使わずオープンソースと無料ツールだけの手際 | ScanNetSecurity
2026.08.20(木)

仏語話者の犯罪集団 15カ国の銀行から40億円強奪、カスタムマルウェア使わずオープンソースと無料ツールだけの手際

 セキュリティ専門調査会社によると、フランス語を話す犯罪集団(コードネーム:OPERA1ER)は、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの通信業者や銀行などに対して 30 以上のサイバー攻撃を行い、4 年間で 最大 3,000 万ドルを盗み出したといわれている。

国際 TheRegister
仏語話者の犯罪集団 15カ国の銀行から40億円強奪、カスタムマルウェア使わずオープンソースと無料ツールだけの手際
仏語話者の犯罪集団 15カ国の銀行から40億円強奪、カスタムマルウェア使わずオープンソースと無料ツールだけの手際 全 1 枚 拡大写真

 セキュリティ専門調査会社によると、フランス語を話す犯罪集団(コードネーム:OPERA1ER)は、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの通信業者や銀行などに対して 30 以上のサイバー攻撃を行い、4 年間で 最大 3,000 万ドル(編集部註:約 40 億円)を盗み出したといわれている。

 フランスの通信会社 Orange の CERTコーディネーションセンターと連携した Group-IB の脅威インテリジェンスチームによると、犯罪集団は、被害企業のスタッフを騙して、バックドアマルウェア、キーロガー、パスワードスティーラーを実行させる標的型メールを送信するところから始めている。侵入者は、これらの不正ソフトウェアから盗んだ認証情報を使って、ネットワーク上の Windowsドメインコントローラや、金融機関がトランザクションの詳細を相互に送受信するために使用する SWIFT メッセージング クライアントなどの銀行のバックエンドアプリケーションの管理者レベルの認証情報を取得する。

 最初の侵入の後、オペレーターはステルスかつ円滑に歩を進め、Cobalt Strike や Metasploit などのツールを使って持続性を維持し、3ヶ月から 12ヶ月間ネットワーク上にとどまり、ユーザーのお金を口座間で巧妙に移動、最終的には ATM から現金を引き出す手口を働いていると言われている。

《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 杉並区が郵便宛名ラベルに「国籍」を記載 ~ データ出力時の項目選択誤り

    杉並区が郵便宛名ラベルに「国籍」を記載 ~ データ出力時の項目選択誤り

  2. ポケモンカードゲーム専門店「晴れる屋2」で個人情報が閲覧可能な状態に

    ポケモンカードゲーム専門店「晴れる屋2」で個人情報が閲覧可能な状態に

  3. 生命保険契約照会システムで利用者の一部情報が閲覧可能な状態

    生命保険契約照会システムで利用者の一部情報が閲覧可能な状態

  4. アスクルへのランサムウェア攻撃、外部への漏えいの可能性を否定できない個人情報を追加で特定

    アスクルへのランサムウェア攻撃、外部への漏えいの可能性を否定できない個人情報を追加で特定

  5. 丸高興業にランサムウェア攻撃、少なくとも1.5GBのデータが漏えいした可能性

    丸高興業にランサムウェア攻撃、少なくとも1.5GBのデータが漏えいした可能性

ランキングをもっと見る
PageTop