独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月31日、富士フイルムビジネスイノベーション製のドライバー配布ツールの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
株式会社ブロードバンドセキュリティの佐藤竜氏、横井宏之氏、志賀拓馬氏が報告を行った。
富士フイルムビジネスイノベーション製のドライバー配布ツールには、復元可能な形式でのパスワード保存の脆弱性(CVE-2022-43460)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品の設定ファイルを入手した第三者によって、暗号化された管理者の認証情報が復号される可能性がある。
脆弱性が確認されているのは、「ドライバー配布ツール v2.2.3 およびそれ以前のバージョン」。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。