Apache TomcatのApache Commons FileUploadにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.11.21(金)

Apache TomcatのApache Commons FileUploadにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月21日、Apache TomcatのApache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月21日、Apache TomcatのApache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

Apache Tomcat 10.1.0-M1から10.1.4までのバージョン
Apache Tomcat 9.0.0-M1から9.0.70までのバージョン
Apache Tomcat 8.5.0から8.5.84までのバージョン

 Apache Tomcatには、Apache Commons FileUpload 1.5より前のバージョンでは1リクエストでアップロード可能なファイル数を制限していないため、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在し、第三者に悪意のあるアップロードが行われ、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性がある。

 またApache Tomcatのファイルアップロード機能には、Apache Commons FileUploadパッケージのコピーが採用されており、同様にファイル数制限がないため、本脆弱性の影響を受ける可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお本脆弱性は、下記のバージョンで修正されている。

Apache Tomcat 10.1.5およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 9.0.71およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 8.5.85およびそれ以降のバージョン

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. アスクルへのランサムウェア攻撃、ASKUL(事業所向け)サービスを先行して復旧対応

    アスクルへのランサムウェア攻撃、ASKUL(事業所向け)サービスを先行して復旧対応

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. アスクルのランサムウェア感染、「無印良品ネットストア」利用者の個人情報が流出した可能性

    アスクルのランサムウェア感染、「無印良品ネットストア」利用者の個人情報が流出した可能性

  4. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  5. Amazon を装ったフィッシング詐欺メールによる被害を防ぐ 3 ポイント

    Amazon を装ったフィッシング詐欺メールによる被害を防ぐ 3 ポイント

ランキングをもっと見る
PageTop