NEC Aterm WG2200HP に複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

NEC Aterm WG2200HP に複数の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月27日、NEC Aterm WG2200HP における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月27日、NEC Aterm WG2200HP における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の塚本泰三氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

Aterm WG2200HP すべてのバージョン

 日本電気株式会社が提供するAterm WG2200HPには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・ディレクトリトラバーサル(CVE-2023-3330)
→ユーザによって当該製品内の特定のファイルを閲覧される

・ディレクトリトラバーサル(CVE-2023-3331)
→ユーザによって当該製品内の特定のファイルを削除される

・格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2023-3332)
→CVE-2023-3330、CVE-2023-3331を利用し高権限を取得した攻撃者によって任意のスクリプトを実行される

・OSコマンドインジェクション(CVE-2023-3333)
→CVE-2023-3330、CVE-2023-3331を利用し高権限を取得した攻撃者によってroot 権限で任意の OS コマンドを実行される

 当該製品は2023年3月1日でサポートが終了しており、JVNでは後続製品への乗り換え等の検討を呼びかけている。また開発者では、本脆弱性の影響を軽減するワークアラウンドの適用を推奨している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop