株式会社ティエスエスリンクは7月3日、企業ファイルの情報漏えい対策ソフト「トランセーファー BASIC Ver.4.3」を同日に発売すると発表した。最新版となる Ver.4.3 では、暗号化ファイルの有効期限機能を強化し、開始日時・終了日時の設定が可能となっている。
「トランセーファー BASIC」は、重要ファイルを社内外で共有するのに適した情報漏えい対策ソフトで、PDFやMicrosoft Word・Excel・PowerPoint などのファイルに、利用権限(閲覧・閲覧印刷・復号の3種)とパスワードを設定して暗号化できる。暗号化ファイルの閲覧時には、コピー・印刷・画面キャプチャー・プリントスクリーンの禁止が可能で、ファイル内の機密情報の二次利用を防止する。
暗号化ファイルには有効期限が設定でき、有効期限が切れるとファイルは自動削除される。最新版では、有効期限の開始日時の設定が可能となり、特定の日時以降にしか閲覧できないファイルを事前に用意でき、より強固で柔軟な情報統制を実現している。また、利用者がファイルを開くときに有効期限を確認できるようになった。
「トランセーファー BASIC Ver.4.3」の動作環境はWindows 11/10/8.1 で、保護対象ファイルはPDF、Microsoft Officeファイル、画像、動画、テキスト、CSV、RTF、DocuWorksファイル、暗号化アルゴリズムにはAES256bitを用いている。
基本パック(5ライセンス含)は30万円で、追加5ライセンスパックは10万円から、なおライセンス購入が必要なのは暗号化ユーザーのみで、閲覧のみの利用ユーザーは購入不要。
利用中のシステムに暗号化機能を組み込み可能なSDK「トランセーファー BASIC 暗号化SDK Ver.3.3」も同時発売となっている。