安全神話は本当か トレンドマイクロ「Linux 脅威レポート」 | ScanNetSecurity
2026.07.27(月)

安全神話は本当か トレンドマイクロ「Linux 脅威レポート」

トレンドマイクロは、「増加するLinux向けランサムウェア攻撃:2022年年間のLinuxにおける脅威動向分析」と題するブログ記事を公開した。

脆弱性と脅威 脅威動向
2022年にLinux OSを対象とした主なマルウェア(データ:SPN)
2022年にLinux OSを対象とした主なマルウェア(データ:SPN) 全 3 枚 拡大写真

 トレンドマイクロ株式会社は9月21日、「増加するLinux向けランサムウェア攻撃:2022年年間のLinuxにおける脅威動向分析」と題するブログ記事を公開した。同社が公開した「2022年Linux脅威レポート」を紹介する内容となっている。

 Linuxは、個人用コンピューター、企業向けサーバ、クラウドインフラに広く採用されている一方で、多くの人々がLinuxはマルウェアに狙われにくいと考えている。しかし、実際にはLinuxシステムも攻撃対象となっている。

 現在、Linuxを狙う主なマルウェアには、ランサムウェア、コインマイナー、Webシェルが挙げられる。Linux向けランサムウェアの攻撃は、2022年初旬から2023年までに62%増加している。例えば、金融機関を対象としたKillDiskというランサムウェアがある。

 コインマイナーの攻撃例では、XMRigが一般向けのLinuxベースのアプリケーションに見られるセキュリティギャップを悪用しているほか、競合相手を削除する機能やリモートアクセストロイの木馬型マルウェア(RAT)としてのCHAOSなどもツールの一部として組み込まれている。

 Webシェルは、SQLインジェクションやファイルインクルージョン、コマンドインジェクションなどの脆弱性を悪用してインストールされるもので、これがサーバにインストールされると、サーバやネットワークを遠隔操作できるようになる。

 実際に悪用されている脆弱性の検出状況から、「CVE-2021-44228(Apache Log4jの脆弱性)」(32.5%)、「CVE-2017-12611およびCVE-2018-11776(Apache Strutsの脆弱性)」(それぞれ19.5%、19.4%)、「CVE-2022-26134(Atlassian Confluenceサーバおよびデータセンターに関するゼロデイ脆弱性)」、「CVE-2018-15473(すべてのLinuxおよびUnixプラットフォームに影響するOpenSSHの脆弱性)」が特定されている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 日本テレネットにランサムウェア型サイバー攻撃、データが外部に転送された痕跡は検出されず

    日本テレネットにランサムウェア型サイバー攻撃、データが外部に転送された痕跡は検出されず

  2. 福岡大学の委託先ノストラムに不正アクセス、攻撃者のサイト上に窃取したデータを公開する旨の告知

    福岡大学の委託先ノストラムに不正アクセス、攻撃者のサイト上に窃取したデータを公開する旨の告知

  3. リンドスポーツ、12 年前の顧客情報 3,075 件が流出の可能性 元 FAX 送信委託先へのサイバー攻撃で

    リンドスポーツ、12 年前の顧客情報 3,075 件が流出の可能性 元 FAX 送信委託先へのサイバー攻撃で

  4. ヴェレダ・ジャパン、公式オンラインショップへの不正アクセスを発表 個人情報流出の懸念でカード決済を一時停止

    ヴェレダ・ジャパン、公式オンラインショップへの不正アクセスを発表 個人情報流出の懸念でカード決済を一時停止

  5. 圧縮ソフト「7-Zip」を装った偽ソフトウェアの裏に潜む巨大不正プロキシ事業

    圧縮ソフト「7-Zip」を装った偽ソフトウェアの裏に潜む巨大不正プロキシ事業

ランキングをもっと見る
PageTop