2 年間で 26 億件のデータ侵害、Apple報告書 | ScanNetSecurity
2026.04.24(金)

2 年間で 26 億件のデータ侵害、Apple報告書

Apple Japanは、報告書「The Continued Threat to Personal Data: Key Factors Behind the 2023 Increase」(個人データへの脅威が継続:2023年の増加の主な要因)について発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
iCloudの「高度なデータ保護」機能
iCloudの「高度なデータ保護」機能 全 1 枚 拡大写真

 Apple Japanは12月7日、マサチューセッツ工科大学教授Stuart Madnick博士による独自調査の報告書「The Continued Threat to Personal Data: Key Factors Behind the 2023 Increase」(個人データへの脅威が継続:2023年の増加の主な要因)について発表した。

 報告書では、データ漏えいの件数が2013年から2022年の間に3倍近くになり、2年間で26億件の記録が侵害され、2023年も悪化する一方であるとしている。米国だけで2023年の最初の9カ月だけで、データ漏えいが過去のどの年よりも20%近く増加した。

 特に、2021年から2022年にクラウドインフラストラクチャを標的とした攻撃が2倍近くになった結果、2023年の調査ではデータ漏えいの80%以上でクラウドに保存されたデータが関係していることが判明している。これらは、ランサムウェアギャングや組織的作戦がユーザーデータを標的とするケースが増加したためで、ユーザーデータが歴史的な脅威にさらされていることを意味するとしている。

 ハッカーは、かつては突破できなかったセキュリティ対策を破るため、攻撃方法を進化させており、さまざまな攻撃手法を編み出している。たとえ消費者が自分の機密データを保護するために適切なあらゆる措置を講じても、そのデータを委ねている組織が読み取れる形でデータを保存していれば、ハッカーに侵害されるリスクがある。また、サプライチェーンを狙う攻撃も継続している。

 こうした状況に対抗するため、Appleでは最高レベルのクラウドデータセキュリティを提供するiCloudの「高度なデータ保護」を実施している。これによりユーザーは、データが漏えいした場合でも重要なiCloudデータをさらに保護することを選択できる。

 iCloudはすでに、iCloudキーチェーンのパスワードやヘルスケアデータなど14の機密性の高いデータカテゴリを、デフォルトでエンドツーエンドの暗号化を使って保護している。iCloudの「高度なデータ保護」を有効にしたユーザーの場合、エンドツーエンドの暗号化を使って保護されるデータカテゴリは合計23に増えるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. YCC情報システムへのランサムウェア攻撃、山形県が業務を委託

    YCC情報システムへのランサムウェア攻撃、山形県が業務を委託

  2. 阿波銀行のテスト環境に不正アクセス、顧客情報等のべ 27,745 件の漏えいを確認

    阿波銀行のテスト環境に不正アクセス、顧客情報等のべ 27,745 件の漏えいを確認

  3. 受託業務で受領したデータの様式を同意なく別業務へ流用、非表示設定となっていたワークシート内に顧客情報が残存

    受託業務で受領したデータの様式を同意なく別業務へ流用、非表示設定となっていたワークシート内に顧客情報が残存

  4. 美容修正クリニックにランサムウェア攻撃

    美容修正クリニックにランサムウェア攻撃

  5. 村田製作所への不正アクセス 第2報 ~ 顧客・取引先・従業員の個人情報不正取得を確認

    村田製作所への不正アクセス 第2報 ~ 顧客・取引先・従業員の個人情報不正取得を確認

ランキングをもっと見る
PageTop