2 年間で 26 億件のデータ侵害、Apple報告書 | ScanNetSecurity
2026.09.14(月)

2 年間で 26 億件のデータ侵害、Apple報告書

Apple Japanは、報告書「The Continued Threat to Personal Data: Key Factors Behind the 2023 Increase」(個人データへの脅威が継続:2023年の増加の主な要因)について発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
iCloudの「高度なデータ保護」機能
iCloudの「高度なデータ保護」機能 全 1 枚 拡大写真

 Apple Japanは12月7日、マサチューセッツ工科大学教授Stuart Madnick博士による独自調査の報告書「The Continued Threat to Personal Data: Key Factors Behind the 2023 Increase」(個人データへの脅威が継続:2023年の増加の主な要因)について発表した。

 報告書では、データ漏えいの件数が2013年から2022年の間に3倍近くになり、2年間で26億件の記録が侵害され、2023年も悪化する一方であるとしている。米国だけで2023年の最初の9カ月だけで、データ漏えいが過去のどの年よりも20%近く増加した。

 特に、2021年から2022年にクラウドインフラストラクチャを標的とした攻撃が2倍近くになった結果、2023年の調査ではデータ漏えいの80%以上でクラウドに保存されたデータが関係していることが判明している。これらは、ランサムウェアギャングや組織的作戦がユーザーデータを標的とするケースが増加したためで、ユーザーデータが歴史的な脅威にさらされていることを意味するとしている。

 ハッカーは、かつては突破できなかったセキュリティ対策を破るため、攻撃方法を進化させており、さまざまな攻撃手法を編み出している。たとえ消費者が自分の機密データを保護するために適切なあらゆる措置を講じても、そのデータを委ねている組織が読み取れる形でデータを保存していれば、ハッカーに侵害されるリスクがある。また、サプライチェーンを狙う攻撃も継続している。

 こうした状況に対抗するため、Appleでは最高レベルのクラウドデータセキュリティを提供するiCloudの「高度なデータ保護」を実施している。これによりユーザーは、データが漏えいした場合でも重要なiCloudデータをさらに保護することを選択できる。

 iCloudはすでに、iCloudキーチェーンのパスワードやヘルスケアデータなど14の機密性の高いデータカテゴリを、デフォルトでエンドツーエンドの暗号化を使って保護している。iCloudの「高度なデータ保護」を有効にしたユーザーの場合、エンドツーエンドの暗号化を使って保護されるデータカテゴリは合計23に増えるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 最大40Mbpsを実現する高速アクセスルータ「UNIVERGE IX2004」を発売(NEC)

    最大40Mbpsを実現する高速アクセスルータ「UNIVERGE IX2004」を発売(NEC)

  2. 立教大学利用のGoogeアカウントに不正アクセス、合計17,668件の迷惑メールを送信

    立教大学利用のGoogeアカウントに不正アクセス、合計17,668件の迷惑メールを送信

  3. 「SECCON 2013」の開催概要を発表、全国10箇所以上で開催(JNSA)

    「SECCON 2013」の開催概要を発表、全国10箇所以上で開催(JNSA)

  4. 【防災の基礎知識】気象庁、各自治体が発令する各種警報の違いを整理

    【防災の基礎知識】気象庁、各自治体が発令する各種警報の違いを整理

  5. 熊本県人吉市、職員が借金先に475名分の個人情報を漏洩

    熊本県人吉市、職員が借金先に475名分の個人情報を漏洩

ランキングをもっと見る
PageTop