「i-FILTER」に 6 つの機能拡充、企業と文教向け | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

「i-FILTER」に 6 つの機能拡充、企業と文教向け

 デジタルアーツ株式会社は1月31日、「i-FILTER」及び「i-FILTER@Cloud」の機能拡充を行い、同日から提供を開始すると発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
「f-FILTER」連携フロー
「f-FILTER」連携フロー 全 1 枚 拡大写真

 デジタルアーツ株式会社は1月31日、「i-FILTER」及び「i-FILTER@Cloud」の機能拡充を行い、同日から提供を開始すると発表した。

 同社の「i-FILTER」は、有害情報や業務に関係のないWebサイトの閲覧を防ぐフィルタリングに加え、外部からの攻撃や内部からの情報漏えいも防ぐWebセキュリティ製品。オンプレミス版とクラウド版があり、国内で検索可能なURLを網羅したデータベースをもとに、危険なWebサイトや未知の脅威へのアクセスをブロックし、同社が安全と判定したWebサイトのみアクセスできる「ホワイト運用」を実現する。

 同社では今回、「i-FILTER」に下記の6つの機能拡充を行う。「見守りフィルター機能」は「i-FILTER」シリーズGIGAスクール版限定の機能、その他機能はエディション関係なく搭載。

・企業・官公庁・自治体向け
1.「f-FILTER」連係 ファイル判定機能:過去のアップロード履歴から危険度を判定
2.「f-FILTER」連携 上長承認機能:最終的に人の目を介在させてファイルを確認
3.ファイルフィルター機能:管理者が設定した拡張子・サイズのファイルのみアップロード・ダウンロード可

・学校・教育委員会向け
4.スケジュール機能:任意の日付、曜日、時間を入力しフィルタリング設定を簡単に切り替え
5.YouTubeチャンネルID制御機能:視聴可能な動画、視聴制限したい動画をチャンネル単位で設定
6.見守りフィルター機能:フィルタ設定にいじめタイプ、単語テンプレートにいじめテンプレートを追加

 同社のDLP・ファイル転送サービス「f-FILTER」との連携では、これまでの「DLP機能」での判定に加え、新たに「ファイル判定機能」による過去のアップロード履歴からの危険度の判定と、最終的な確認で人の目を介在させる「上長承認機能」を実装、より強固な情報漏えい対策を実現している。

 「ファイルフィルター機能」はこれまで、ファイルアップロード時に特化した機能だったが、新たにファイルダウンロードも対象とすることで、ユーザーのアプリインストールを制限したい場合に対象となる拡張子を設定することでユーザーの行動をコントロールする等、様々なシーンに合わせた制御が可能になる。

 「i-FILTER Ver.10」/「i-FILTER@Cloud」(通常版/GIGAスクール版/有害情報対策版)は、「f-FILTER」連携機能は1ライセンス当たり月額100円、その他の機能は標準搭載となる。

《高橋 潤哉》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop