Sangoma Technologies製 CG/MG family driver cg6kwin2k.sys に IOCTL に対する不十分なアクセス制御の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

Sangoma Technologies製 CG/MG family driver cg6kwin2k.sys に IOCTL に対する不十分なアクセス制御の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月21日、Sangoma Technologies製CG/MG family driver cg6kwin2k.sysにおけるIOCTLに対する不十分なアクセス制御の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月21日、Sangoma Technologies製CG/MG family driver cg6kwin2k.sysにおけるIOCTLに対する不十分なアクセス制御の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Broadcom Carbon Blackの春山敬宏氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

cg6kwin2k.sys 2.1.7.0より前のバージョン

 Sangoma Technologiesが提供するCG/MG family driver cg6kwin2k.sysには、IOCTLに対する不十分なアクセス制御の脆弱性が存在し、管理者権限を持たないユーザが特定のIOCTLリクエストを行うことで、任意のハードウェアポートや物理アドレスに対するI/Oが可能となり、結果としてファームウェアの消去や改ざんをされる可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお開発者は、下記で本脆弱性を修正したCG/MG family driverを提供している。

Sangoma NaturalAccess Development Environment Release 9.0.9(NA-9.0.9-Server-2019_2022-80.amd64.exe)に含まれているcg6kwin2k.sys 2.1.7.0

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  4. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  5. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop