SPF / DKIM / DMARC はどう機能したか ~ フィッシングメール 596 件対象に分析 | ScanNetSecurity
2024.06.18(火)

SPF / DKIM / DMARC はどう機能したか ~ フィッシングメール 596 件対象に分析

 日本電気株式会社(NEC)は5月17日、ばらまき型フィッシングメールについての分析記事を同社セキュリティブログで発表した。セキュリティ技術センター サイバーインテリジェンスグループのA藤(ハンドルネーム)氏が執筆している。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー

 日本電気株式会社(NEC)は5月17日、ばらまき型フィッシングメールについての分析記事を同社セキュリティブログで発表した。セキュリティ技術センター サイバーインテリジェンスグループのA藤(ハンドルネーム)氏が執筆している。

 同ブログでは、実際にA藤氏が受信したフィッシングメールに対し、送信ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC)がどのように機能したかについて、同氏が2023年9月27日以降に受信したフィッシングメール596件を対象に分析している。

 同氏の分析によると、SPFのみではフィッシングメールの約66%が、DKIMのみではフィッシングメールの約73%が、SPFとDKIMを組み合わせた場合はフィッシングメールの約55%がフィルタされないことが判明した。SPFとDKIMと組み合わせることで、ヘッダーFromの詐称の可能性があるが約45%のメールをフィルタ可能であった。

 DMARCではフィッシングメールの約72%が、SPF・DKIM・DMARCを組み合わせた場合はフィッシングメールの約46%がフィルタされないことが判明した。DMARCの結果から、ヘッダーFromの詐称のおそれなく約28%をフィルタ可能と言えるとしている。

 同ブログでは、DKIM・DMARCの導入で全てのフィッシングメールを消すことはできないが、より多くのメールをフィルタ可能であったり、ヘッダーFromの詐称の恐れが無いことの判定が可能となるとしている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 約 30 名の学生がフィッシング被害に ~ 明治薬科大学教員の M365 アカウントに不正アクセス

    約 30 名の学生がフィッシング被害に ~ 明治薬科大学教員の M365 アカウントに不正アクセス

  2. イセトーにランサムウェア攻撃、阿波銀行・藤沢市・茅ヶ崎市にも影響

    イセトーにランサムウェア攻撃、阿波銀行・藤沢市・茅ヶ崎市にも影響

  3. オイレス工業にランサムウェア攻撃、生産活動に影響なし 出荷通常通り

    オイレス工業にランサムウェア攻撃、生産活動に影響なし 出荷通常通り

  4. 役に立たないメール訓練 もうやめません? by Googleセキュリティ担当者

    役に立たないメール訓練 もうやめません? by Googleセキュリティ担当者

  5. ニデックインスツルメンツにランサムウェア攻撃、複数のサーバ内ファイルが暗号化被害

    ニデックインスツルメンツにランサムウェア攻撃、複数のサーバ内ファイルが暗号化被害

  6. KADOKAWA グループ複数サイトで障害、サイバー攻撃の可能性

    KADOKAWA グループ複数サイトで障害、サイバー攻撃の可能性

  7. グリコの基幹システム障害、一部商品出荷を 6 / 25 以降再開

    グリコの基幹システム障害、一部商品出荷を 6 / 25 以降再開

  8. 実在しないアドレスを使用 ~ 東京大学役員を装った迷惑メールに注意呼びかけ

    実在しないアドレスを使用 ~ 東京大学役員を装った迷惑メールに注意呼びかけ

  9. 日経BP従業員メールアカウントに不正アクセス、33名の個人情報流出の可能性

    日経BP従業員メールアカウントに不正アクセス、33名の個人情報流出の可能性

  10. 米政府、病院 IT システムの自動パッチ適用ツールに 80 億円投入

    米政府、病院 IT システムの自動パッチ適用ツールに 80 億円投入

ランキングをもっと見る