GMOイエラエ、NICT委託研究で2年連続S評価 | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

GMOイエラエ、NICT委託研究で2年連続S評価

GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社と兵庫県立大学は6月7日、NICTの革新的情報通信技術研究開発委託研究における研究課題「リアルタイム暗号技術とプライバシー保護への拡張」にて、2023年度の低遅延暗号に関する研究開発活動において、2022年度に続き2年連続となる最高ランクのS評価を獲得したと発表した。

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 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社と兵庫県公立大学法人兵庫県立大学は6月7日、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の革新的情報通信技術研究開発委託研究における研究課題「リアルタイム暗号技術とプライバシー保護への拡張」にて、2023年度の低遅延暗号に関する研究開発活動において、2022年度に続き2年連続となる最高ランクのS評価を獲得したと発表した。

 同研究課題では、6Gで求められる「超低遅延」に関する機能要件を実現するために、GMOサイバーセキュリティ byイエラエと兵庫県立大学は共同で「リアルタイム暗号化技術」の開発と標準化活動を行う。同技術をネットワークに組み込むことで、「低遅延性」を必要とするような遠隔医療、人間拡張やe-sportsなどでの活用が期待される。

 近未来でのネットワークではデータ利活用に際し、プライバシー保護の観点から個人情報をはじめとする機微情報の取り扱いが重要な課題となっており、GMOサイバーセキュリティ byイエラエと兵庫県立大学では6G時代に求められる条件を満たした、暗号化したままで統計処理等が可能な完全準同型暗号を実現する新たなアルゴリズムを研究開発することで、安心安全なデータ利活用の実現を目指す。

 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ AI・システム開発部/GMOインターネットグループ デベロッパーエキスパートの酒見由美氏は「GMOサイバーセキュリティ byイエラエでは、暗号技術に関するコア実装、調査研究、実証実験などの研究支援から標準化支援、エンタープライズ向けサービス開発など、積極的に実施しております。我々のミッションとして、最先端の暗号技術を活用し、より安全かつ便利なインターネットを目指して活動に取り組んでいます。」とコメントしている。

《ScanNetSecurity》

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