国際手配のランサム犯 逮捕されずに世界中を旅行 | ScanNetSecurity
2026.01.03(土)

国際手配のランサム犯 逮捕されずに世界中を旅行

 一般的には、ランサムウェアのような重大なサイバー犯罪で有罪となった人物は、例えば米国のような、サイバー犯罪者の身柄引渡を行い、彼らに裁きを受けさせることに積極的な国と身柄引渡協定を結んでいる国には旅行できないと考えられている。今回の事件により、有名サイバー犯罪者が世界を旅する際に使用している手法が明らかになっている。

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 今週(編集部註:6 月 5 日週)、2 件の重複する汚職に対する国際捜査の一環として、4 名が逮捕された。この汚職はインターポールのウォッチリストに掲載されたサイバー犯罪者が、通知を出されることなく自由に旅行できるようにすることを目的としていた。

 モルドバ等の国で賄賂を使い、犯罪に対するレッドノーティスをブロック又は削除するという計略は、捜査当局の手により水泡に帰した。賄賂の合計額は数百万ドルを超えると見られている。

 レッドノーティスのシステムはインターポールにより運営されており、指名手配犯の発見と暫定逮捕を目的に、世界中の法執行機関(LEA)に通知を発している。レッドノーティスは加盟国で出された令状に基づくが、それ自体は逮捕令状ではない。

 ある国の警察が、指名手配犯を逮捕するための助けが必要だとしよう。その場合、警察はその指名手配犯の詳細情報が、逮捕のための支援を行うことができる他の加盟国の間で共有されるよう、申請を行うことができる。レッドノーティスに対しどのように対処するかは、各国それぞれに任されている。レッドノーティスは対象となる人物の逮捕命令ではないのだ。

 国際犯罪対策庁による捜査もまた、重複する汚職と思われるものに関する証拠を独自に発見した。この汚職計画は、ロシア、ウクライナ、ベラルーシおよびその他の国のサイバー犯罪者と密接な繋がりのある組織によって動かされていた。ここで挙げたサイバー犯罪者はランサムウェアの専門家として知られており、モルドバの当局者によれば複数の数百万ドルの損害を与えたサイバー犯罪に関わってきたという。


《The Register誌特約記事》

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