セキュリティサバイバー「この先 20 年のサイバーセキュリティ人材像」とは ~ Internet Week 2024 | ScanNetSecurity
2025.11.30(日)

セキュリティサバイバー「この先 20 年のサイバーセキュリティ人材像」とは ~ Internet Week 2024

インターネットのインフラを支えるプロフェッショナル達の「オフ会」こと Internet Week 2024 が、11月19日(火)から11月27日(水)の期間に開催される。前半はオンラインでの開催、後半の 3日間はリアル会場(今年は浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス)となる。主催は一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)。

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講演者近影(左から)佐藤 信弥 氏、安喜 莞弦 氏、sawa 氏、輿石 隆 氏、小林 裕士 氏、天田 悠 氏
講演者近影(左から)佐藤 信弥 氏、安喜 莞弦 氏、sawa 氏、輿石 隆 氏、小林 裕士 氏、天田 悠 氏 全 1 枚 拡大写真

 インターネットのインフラを支えるプロフェッショナル達の「オフ会」こと Internet Week 2024 が、11月19日(火)から11月27日(水)の期間に開催される。前半はオンラインでの開催、後半の3日間はリアル会場(今年は浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス)となる。主催は一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)。

 本稿では、11月20日 (水) に行われるプログラムである、「サイバーセキュリティ・サバイバー ~ これからを生き抜くサイバーセキュリティ人材像」」について、プログラム委員の小林裕士氏(IPA 産業サイバーセキュリティセンター)に、こうしたプログラムを作った背景や見どころをうかがった。

―― 「サイバーセキュリティ・サバイバー ~ これからを生き抜くサイバーセキュリティ人材像」というタイトルですが、「これからを生き抜く」というところに、今の時代の難しさへのエールを感じます。このプログラム企画した目的はなんでしょうか?

小林:サイバーセキュリティ人材確保が重要であるということが当たり前な社会になってきています。これまでサイバーセキュリティ業務に従事してこられた諸先輩方は、セキュリティの確保にむけ、自分で道を切り開いてきました。先人たちの活動を踏まえ、我々、そしてサイバーセキュリティ業務にこれから従事しようとする人たちは、同様に自分で物事を考え、道を選んでいかなければならないと思っています。

 この10年でサイバーセキュリティに関する業務は体系的にはなってはきています。しかし、こうした業務に “はまる能力” を持った人材は、残念ながら不足しているのが現状です。特定の業務のみを見て把握しているだけでは、組織は守っていけません。サイバーセキュリティ業務に従事するということは、「体系的なサイバーセキュリティ業務をなるべく多く自身でこなさなければならない」という苦しさもあり、それが顕在化してきています。

 これまでの10年のサイバーセキュリティにおける人材像と、この先20年のサイバーセキュリティ人材像は違うのではないか、という仮説も持っています。この仮説についても、この先の20年を担う20代・30代で議論したいと考え、このプログラムを企画しました。

―― どのような点に留意して講演者に依頼しましたか?

小林:次の条件を満たすことを前提に、企画者である、Internet Weekのプログラム委員である私、小林の主業務の一つである「産業サイバーセキュリティ人材育成事業」の修了者等に声をかけました。

 ・この先20年の主役となる20代・30代の方
 ・サイバーセキュリティに関わることになった中堅の立場の方

 その上で、サイバーセキュリティを使う側/売る側でも見える景色が違うことが想定されるため、立場や経験の違う人たちにも声をかけ、次の講演者が集まってくれました。

 ・大手SI企業でサイバーセキュリティ製品やサービス販売に従事する方
 ・製造業の情報システム部門の方
 ・社会インフラからベンチャー企業に転職し、サイバーセキュリティを販売する方
 ・国防から民間のサイバーセキュリティ製品エンジニアに転職した方
 ・公益的サイバーセキュリティ対応を担う組織から民間の情報システム部門に転職した方

―― セキュリティ人材をテーマにした講演は、自分は安全圏にいる中年や老人が、生まれたときからVUCAな若者に向けて根拠薄弱なうすぼんやりした希望を提示するだけの何の役に立つのかわからないものばかりだと常日頃思っていましたが、ガチの情シスやセールスパーソン、重要インフラや国防等の面々が集まることで、多面的で重層的な歯ごたえのある話が聞けそうですね。もし企画意図が成就したら素晴らしいものになると思います。さすがInternet Weekかもしれません。他に見どころや特に聴いてほしいポイントはありますか?

小林:サイバーセキュリティに対する向き合い方については、多くのカンファレンスでも、様々な立場の方から、技術伝承や世代交代に課題があるということがよく議論されています。今回、まさにその対象である20代・30代から見える現状や課題感についてお話していただき、聴講者の皆さまのからの忌憚のないご意見・ご質問と合わせ技をすることで、これまでにない新鮮な議論ができるのではないかと考えており、この点が見どころだと思います。

―― 最後にメッセージをお願いします。

小林:このプログラムを通して、今後の日本社会全体を見据えたサイバーセキュリティ人材の確保について多くの方と議論していきたいと考えておりますので、ぜひご参加お願いします。オンラインでの開催ということもあり、ある程度の匿名性があったうえで参加についての物理的制約も低く、多くの方に気軽に参加いただけると思いますので、イヤフォン片耳で聞くだけでも楽しめるようなプログラムとなることも目指します。皆様と議論できることを楽しみにしております。

● Internet Week 2024
O3 サイバーセキュリティ・サバイバー ~ これからを生き抜くサイバーセキュリティ人材像
https://internetweek.jp/2024/archives/program/o3
開催日時: 2024年11月20日(水) 13:00 ~ 14:45(※本プログラムはオンラインのみ)
料金:16,500円(税込)
※ 本プログラム以外にも会期中すべてのプログラムに参加可能。(ただしハンズオンプログラムは定員あり)
※ワンセッションのみ参加可能なチケット(4,950円・税込)あり。詳しくはhttps://internetweek.jp/2024/notes を参照

講演者:
sawa(IPA 産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究室)
佐藤 信弥(スズキ株式会社)
安喜 莞弦(株式会社フォアーゼット)
輿石 隆
天田 悠(株式会社FFRIセキュリティ)
小林 裕士(IPA 産業サイバーセキュリティセンター)

※時間割、内容、講演者等は予告なく変更になる場合有

《ScanNetSecurity》

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