今後 ニッチブランドも標的になる可能性 ~ AI による自動化でフィッシングサイト構築がさらにラクに | ScanNetSecurity
2026.03.19(木)

今後 ニッチブランドも標的になる可能性 ~ AI による自動化でフィッシングサイト構築がさらにラクに

 新しい AI 機能により、任意の言語でフィッシングフォームを簡単に生成し、新しい地域向けに翻訳できるようになり、フィッシングサービスがさらに進化したという。「このカスタマイズにより、攻撃者は、認知度の低さと ROI の低さゆえにフィッシングキットの標的になることがほとんどなかったニッチブランドや地域ブランドを狙うことができるようになった」と Netcraft は 2 月に述べた。

国際 TheRegister
https://www.netcraft.com/blog/ai-enabled-darcula-suite-makes-phishing-kits-more-accessible-easier-to-deploy
https://www.netcraft.com/blog/ai-enabled-darcula-suite-makes-phishing-kits-more-accessible-easier-to-deploy 全 1 枚 拡大写真

 フィッシング・アズ・ア・サービス(Fishing as a Service)キットを他の犯罪者向けに提供しているサイバー犯罪組織 Darcula は今週、犯罪者が複数言語でフィッシングサイトをより効率的に構築できるよう支援する AI 機能をキットに追加した。

 Netcraft のセキュリティ研究者たちは、4 月 23 日にこのアップデートを発見した。また、クローンされた Google ホームページや、攻撃者が AI を使って中国語のフィッシングフォームを生成し、さらにフィールドを追加して英語に翻訳するデモ動画も発見した。手作業で同じことをするのは不可能ではないが、自動化によって作業が少し容易かつ迅速になる。

 2023 年に研究者たちによって初めて指摘された、いわゆる Darcula スイートは、あらかじめ用意されたテンプレートを備えたフィッシングキットであり、技術的スキルのないユーザーでも簡単にあらゆるブランドのウェブサイトを模倣できる。ユーザーは、正規のブランドやサービスの URL を入力するだけで、Darcula のコードが正規のウェブサイトからすべてのアセットをダウンロードし、編集可能なバージョンを作成する。その後、契約ユーザーは、オリジナルと全く同じように見える複製ウェブサイトに、フィッシングフォームや認証情報の入力を求めるコードを挿入できるのだ。

 さらに、このフィッシングサービスは、テキストメッセージの送信に SMS ではなく iMessage と RCS を使用しているため、メッセージは SMSファイアウォールを回避できる。


《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 侵入手口はリモートデスクトップソフト ~ トンボ飲料にランサムウェア攻撃

    侵入手口はリモートデスクトップソフト ~ トンボ飲料にランサムウェア攻撃

  2. 「侵入前提」にちょっと待った ~ HENNGE が月額 950 円の MDR サービスに脆弱性診断まで付帯したワケ

    「侵入前提」にちょっと待った ~ HENNGE が月額 950 円の MDR サービスに脆弱性診断まで付帯したワケPR

  3. 奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

    奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

  4. 役員報酬自主返納 ~ PGF生命 出向者 11名が 7代理店で 379件情報持ち出し

    役員報酬自主返納 ~ PGF生命 出向者 11名が 7代理店で 379件情報持ち出し

  5. 取引先等に約 1,500件のなりすましメール送信 ~ ウェルス・マネジメントグループ会社社員のメールアカウントに不正アクセス

    取引先等に約 1,500件のなりすましメール送信 ~ ウェルス・マネジメントグループ会社社員のメールアカウントに不正アクセス

ランキングをもっと見る
PageTop