独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月22日、アイ・オー・データ製NarSuSアプリにおける引用符で囲まれていないファイルパスの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の松本一真氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
NarSuSアプリ Ver.2.33より前のバージョン
株式会社アイ・オー・データ機器が提供するNarSuSアプリはWindowsサービスを登録するが、登録されるプログラムのファイルパスは引用符で囲まれておらず(CVE-2025-61865)、システムドライブ直下への書き込み権限を有するユーザによって、SYSTEM権限で任意のコードを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
