株式会社広島銀行は10月29日、同行の外部委託先での情報漏えいについて発表した。
これは9月25日に、同行が2020年度・2021年度に実施した「お客さま満足度調査」業務を委託した株式会社野村総合研究所(NRI)がデータ入力業務を再委託した日本アスペクトコア株式会社(NAC」が使用するローレルバンクマシン株式会社(LBM)の入力補助ツールに、第三者から身代金要求を伴う不正アクセスがあり、調査データの一部流出を確認したというもの。NRIから10月27日に、同行の顧客2名の氏名の漏えいが判明した旨の報告があった。
漏えいしたのは、同行が回答者を識別するために任意で付与した回答者IDとアンケート回答におけるフリーコメントの内容で、基本的に氏名、住所等の外部の第三者がアンケート回答者個人を特定できるような情報は含まれていないが、ごく一部の顧客(2名)がフリーコメント欄に氏名を記入していた。
同行では該当の顧客に、個別に連絡を行う。
同行では業務委託先の管理を一層徹底し、再発防止に努めるとのこと。

