ALSOK株式会社は11月4日、「第3回 防犯カメラに関する意識調査」の結果を発表した。
同調査は7月11日から15日に、日本在住の20代から70代以上の男女600人を対象に防犯カメラに関する意識調査を実施した結果をまとめたもの。
普段の生活の中で防犯カメラを見ることがあるか尋ねたところ、78.0%の人があると回答している。5年前と比較した防犯カメラの台数の増減を尋ねたところ、「増えた」と感じる人は半数以下の43.0%で、「あまりかわらない」が56.0%となった。
防犯カメラが設置してあることで安心と感じるか尋ねたところ、「安心だ」との回答は82.2%にのぼり、年齢が上がるほど安心と感じる人が多くなる傾向があった。その一方で、防犯カメラを不快に感じる人は15.0%で、若い世代で高い傾向となった。また、防犯カメラがあることを不快に感じている人の中で、安心だと回答した人は67.4%で、不快だと感じながらも安心感を覚える、防犯カメラに複雑な感情を持つ人もいることが判明した。
防犯カメラが設置されていることで安心だと感じる理由を尋ねたところ、「犯罪の抑止になると思うから」が74.0%で最多となり、「事件の早期解決につながると思うから」が53.8%、「実際に犯人逮捕につながっているという報道を見たから」が39.8%で続いた。
防犯カメラが設置されていることを不快だと感じる理由を尋ねたところ、「監視されているように感じるから」が50.0%で最多となり、「プライバシーを侵害されていると感じるから」が45.6%で続き、上位2つがそれぞれおよそ半数を占めている。

