独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月14日、NCP-HG100におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ラックの今井啓貴氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
NCP-HG100/Cellularモデル ファームウェアバージョン1.4.48.16およびそれ以前
NCP-HG100/WLANモデル ファームウェアバージョン1.4.48.16およびそれ以前
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供し、MANOMAサービスで使用されるNCP-HG100には、OSコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2025-64444)が存在し、当該製品の管理画面にログインするための認証情報を取得した遠隔の第三者によって、root権限で任意のOSコマンドを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお開発者は、本脆弱性を修正した下記のファームウェアをリリースしている。
NCP-HG100/Cellularモデル ファームウェアバージョン1.4.48.17
NCP-HG100/WLANモデル ファームウェアバージョン1.4.48.17
