ソフトバンク株式会社は、2026年6月12日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2026」において、同社 技術統括 サイバーセキュリティ本部 CISO 室 ストラテジーリードの竹石渡氏による基調講演を行う。
講演タイトルは「10億の AI エージェントが動き出す未来の守り方~ソフトバンクが実践する『Security for AI エージェント』の全貌~」。14時15分から14時55分まで、国際会議場にて実施される。
ソフトバンクグループ株式会社 会長兼社長の孫正義氏は、2025年7月の「SoftBank World 2025」において、グループ全体で10億の AI エージェントを構築する構想を発表した。孫氏は「社員1人当たり最低1,000本の AI エージェントが必要」と語り、AI エージェントが24時間365日、お盆も正月も休まず、技術部門、人事部門、財務部門などあらゆる領域で自律的に判断しながらアクションを起こす未来像を示した。エージェント同士がコミュニケーションを図り、強化学習により自己進化し、エージェントが新たなエージェントを作り自己増殖していく。さらに「常時 ON」で生涯記憶を持ち、過去の交渉や会議、会話をすべて記憶した上で業務を遂行するという。
孫氏はコールセンターでの活用を例に挙げ、AI エージェントは人間のオペレーターよりも素早く、深く、細やかに対応し、顧客の話す内容をすべて理解し、過去の履歴やリアルタイムの状況も把握した上で応対できるとして「もはやスーパーヒューマン」と語った。
このような環境では、従来の境界型セキュリティや人間中心のアクセス制御とは異なるアプローチが求められる。竹石氏は「Security for AI」戦略を担当しており、同講演では AI エージェント時代に企業が直面するセキュリティ課題と、ソフトバンクが実践する対策の全体像が示される見通し。
竹石氏は、セキュリティ業界では新技術をマンダラ状に配した「竹石マップ」の作成者として知られる。同マップは、いわゆる企業ロゴを並べただけのカオスマップとは異なり、構造やコンセプトの整理を重視した実用的なセキュリティ業界地図。ベンダー中立の視点から攻撃・防御・組織の各領域を体系的に整理し、自社の現在地を直感的に把握できる点が特徴で、セキュリティ戦略立案の実務者から支持を得ている。同様の俯瞰視点が講演でも発揮されることが期待される。
なお、同社は Interop Tokyo 2026(6月10日~12日)にブース出展(4H20)も行い、「AX(AI Transformation)を支えるサイバーセキュリティ」をテーマに、AI リスク、サプライチェーンリスク、ランサムウェア対策、ゼロトラスト、リスクアセスメント、MSS の6領域でソリューションを展示する。
