ソルティドッグ株式会社は10月6日、Google広告アカウントへの不正アクセスについて発表した。
これは10月5日午後2時2分に、同社が認めていない3件のユーザーが同社Google広告マネージャーアカウント(MCC)に管理者権限で追加された旨の通知を受信し、同日午後2時3分に追加されたユーザーにより同社の管理用アドレスの管理者権限が取り消され、MCCへのアクセス権限を喪失したというもの。
同社は同日午後2時15分に異常を把握し、10分以内にGoogleの代理店担当者に報告し、同日午後2時33分にはGoogleの不正アクセス報告フォームに送信を行っている。
同日午後2時35分から2時47分の間、配下の広告アカウントで同社MCCとのリンク解除と外部MCCとのリンク追加が行われ、同日午後2時44分から6時12分には不正な新規キャンペーンが作成されている。
同社では、同社が管理業務に使用していたGoogleアカウントの1つへの不正アクセスが侵入の起点であったことが、Googleの履歴から判明しているという。なお、当該アカウントには複雑なパスワードに加え、パスキーおよびセキュリティキーによる2段階認証を設定していたが、具体的な侵入経路と、認証が突破された経緯は現時点で特定できていない。
同社によると、顧客への提供は下記の通り。
1.不正なキャンペーンの作成
オンラインカジノへ誘導する広告キャンペーンが無断で作成されている。
2.広告費用の発生
不正アクセスの発生からGoogleによる保護措置(クリーンアップ)までの間に、不正な広告配信と費用が発生した可能性がある。同社が10月14日までに連絡が取れた顧客のうち、約半数は広告審査で不承認となり配信に至っていないが、残り約半数では費用の発生を確認している。
3.既存キャンペーンの変更・停止
一部のアカウントでは、既存のキャンペーンが不正に変更され、Googleの保護措置(クリーンアップ)により一時停止されている。
4.アカウントの一時停止(10月9日解除)
同社がGoogleに不正アクセスを報告したことを受け、不正アクセス・不正操作が確認された広告アカウントは、Googleによる保護措置(クリーンアップ)として一時停止されていた。
同社では10月14日に、同社MCCへのログインが可能となり、現在は配下のすべての広告アカウントについて、不正な操作や広告費用の発生がないかを確認している。
同社で確認の結果、不正アクセスによる不正利用が判明した顧客には、同社から個別に改めて案内している。
同社では、Googleからの調査結果と案内を踏まえ、下記の対策を進める。
・管理用アカウントへの追加認証の導入
・アクセス権限の最小化
・利用端末と利用環境の安全性の確認
・アカウントの管理体制の見直し
また同社では、パスキーやセキュリティキーを設定していたにもかかわらず侵入を許したことから、認証設定だけで安全性を判断せず、端末や利用環境を含めた対策を検討・実施するとのこと。

