東証プライム上場企業の東邦ホールディングス株式会社は10月19日、同社の子会社でリモートディテーリング事業等を行うエンタッチ株式会社への不正アクセスについて発表した。
これはエンタッチが管理するデータベースに第三者から不正アクセスがあり、リモートディテーリング事業に関するデータが外部に漏えいしたというもので、10月13日午後4時頃に発覚した。ランサムウェア攻撃を行う第三者による不正アクセスが原因という。
エンタッチのリモートディテーリング事業は、東邦ホールディングスの医薬品卸売事業子会社である東邦薬品株式会社からの受託のもとで行っている場合と、エンタッチ自らが直接製薬企業からの受託のもとで行っている場合がある。
現時点で漏えいが確認されている情報は下記の通り。なお、対象となる可能性のある件数および
詳細な範囲については、現在調査中となっている。
・サービスを利用した医療従事者の氏名、所属医療機関、所在地都道府県
・プラットフォームにアクセスするユーザー(管理者、eMR等)の情報(氏名、メールアドレス)
・予約時に連絡先として入力した電話番号、メールアドレス
・予約対象となった製品名・製薬企業名
・予約作成日時、面談日時、面談ステータス
エンタッチでは下記の応急・防御措置を実施している。
・データベースにアクセスするソフトウェアへのセキュリティパッチの適用
・アクセスログの保全および全パスワードの強制変更
・警視庁サイバー犯罪対策課への相談
・個人情報保護委員会への報告
なお、本事象はエンタッチのシステムにおけるもので、東邦ホールディングスグループの他のシステムとは完全に遮断されているため、グループの他システムへの影響はない。また、データの改ざんや消去は確認されておらず、エンタッチの事業継続への支障は生じていない。
エンタッチでは現在、外部専門機関に調査を依頼しており、専門家と連携して原因究明、影響範囲の特定、対策の検討を進めるとのこと。

