2000年のコンピュータソフトウェアの違法コピーに関する調査を発表(ビジネス・ソフトウェア・アライアンス) | ScanNetSecurity
2024.05.07(火)

2000年のコンピュータソフトウェアの違法コピーに関する調査を発表(ビジネス・ソフトウェア・アライアンス)

 ビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)は2000年1月〜12月のコンピュータソフトウェアの違法コピーに関する調査を発表した。
 調査結果によると、2000年の全世界の違法コピー率は37%であり、昨年より1ポイント上昇しており、損害額は118億米ドルであり、昨年よ

製品・サービス・業界動向 業界動向
 ビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)は2000年1月〜12月のコンピュータソフトウェアの違法コピーに関する調査を発表した。
 調査結果によると、2000年の全世界の違法コピー率は37%であり、昨年より1ポイント上昇しており、損害額は118億米ドルであり、昨年より4億米ドル減少している。また、日本国内における違法コピー率は37%で昨年より6ポイントの上昇、損害額は16.7億米ドルで6.9億米ドルの増加であった。日本国内の損害額は調査開始の1995年以来サコ以降額となっている。
 日本国内の違法コピー率はアジア地域でオーストラリア、ニュージーランドに次いで低いが、1999年からの違法コピー率が前年比で6ポイントもの上昇を見せている。BSAではこの状況を、2000年に入り急激にPCが普及したのに対し、ソフトウェアの著作権、違法コピーに対する理解促進が追いつかなかったものと見ている。同時にBSAでは、高速ネットワークの普及により、インターネットを介した新たな違法コピーの形態の増加を懸念している。
 なおBSAはコンピュータソフトウェアの権利保護活動を行う非営利団体であり、大手ビジネスソフトウェア会社で組織されている。

http://www.bsa.or.jp/news/2001/010525.htm

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  3. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  4. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  5. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

  8. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  9. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  10. ビッグ・ブラザー2024 ~ 監視カメラと画像分析 その高成長市場と国際動向

    ビッグ・ブラザー2024 ~ 監視カメラと画像分析 その高成長市場と国際動向

ランキングをもっと見る