Adobe社の脆弱性を指摘したロシア人プログラマーの逮捕に、ハッカー怒る | ScanNetSecurity
2026.07.22(水)

Adobe社の脆弱性を指摘したロシア人プログラマーの逮捕に、ハッカー怒る

 先週(7月第3週)暗号化PDFファイルの保護機能を無効にするプログラムを作成したロシア人プログラマーDmitry Sklyarov 容疑者が逮捕された。Adobe社がFBIに、同プログラムがデジタル・ミレニアム著作権(DMCA)法に抵触していると通報したのが事の発端だ。その逮捕を不

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 先週(7月第3週)暗号化PDFファイルの保護機能を無効にするプログラムを作成したロシア人プログラマーDmitry Sklyarov 容疑者が逮捕された。Adobe社がFBIに、同プログラムがデジタル・ミレニアム著作権(DMCA)法に抵触していると通報したのが事の発端だ。その逮捕を不服とするハッカーたちが、Adobe社に対し抗議運動を繰り広げている。

 抗議運動の中心となっているのは、Peter Shipley 氏とBill Scannell 氏だ。両氏は先ずウェブサイト BoycottAdobe.com を立ち上げ、セキュリティやハッキング・コミュニティのメンバーに対しPhotoshop、PageMakerなどAdobe社の製品を買わないこと、そしてDMCA法を制定した議員に対し同容疑者の釈放を嘆願する手紙を書くよう呼びかけた。セキュリティ・コンサルタントのJay Dyson氏によると、ハッキング・コミュニティはすぐに反応を示したという。「私も今回のFBIの逮捕には、強い怒りを抱いている一人だ。Adobe社は、自社のプログラム上の欠陥をFBIを巻き込んで隠蔽しようとしたのだ。現在、Adobe社に対し怒りのうねりが高まっている」と同氏。さらに、同氏はハッカーたちに対し、Adobe社を攻撃しないよう呼びけている。「ハッキングは、我々の立場を悪くするだけだ。Adobeの製品を使用しないのが、最善の方法だ。当面の目標は、Sklyarov を釈放させることだ」と説明した。同容疑者は現在、ラスベガスの刑務所に拘留されている。

 抗議運動サイトの管理者によると、7月19日にサイトを開設して以来、毎日約500通の支援メールが送られてくるという。

《ScanNetSecurity》

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