内部システムのセキュリティ強化は必須(PricewaterhouseCoopers 社)
大手コンサルティング会社のPricewaterhouseCoopers(PWC)社は、市場調査会社Gatner 社が発表したEIM(企業識別管理)に関する企業の実態調査結果を基に“企業は外部からのサイバーテロの脅威に備えると同様、エンドユーザの識別管理を改善することで内部のセキュリテ
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市場調査会社Gartner 社が行ったEIMに関する調査は、金融サービス、小売店、ハイテク企業の各分野から各々10 社を選びその幹部にアンケートを行った。それによると、調査対象となった金融サービス関連企業10 社のうち8 社が戦略計画レベルでEIMソリューションを導入しており、そのうちの4 社がその予算に600万ドルから1000万ドルを計上していると回答した。小売店では、10 社のうち7 社がEIMの導入を検討しており、100万ドルから300万ドルの予算を計上する予定だと回答した。最後のハイテク企業関連は、10 社のうち7 社がEIMを導入しており、そのうちの3 社がその導入に300万ドルを支出したと回答している。また1000万ドル支出したと答えた企業が1社あった。
PWC 社のセキュリティ担当Jo Duffy 氏は「多数の企業は、まだ識別管理の重要性を認識していない。“EIMソリューションは、導入することが望ましい”ではなく“導入することが必須”なのである。そのことを理解しないクライアントは、今後生き残れないだろう」と指摘した。
《ScanNetSecurity》