千葉県木更津市は11月13日、木更津市地域包括支援センター運営協議会会議録に係る個人情報の漏えいについて発表した。
これは令和5(2023)年度第2回木更津市地域包括支援センター運営協議会の会議録について、同市ホームページに公開されているPDFファイルをコピーし、Word等に貼り付けると、本来非表示であるべき個人情報が確認できる状態であることが判明したというもの。
千葉県総務部市町村課ではホームページに掲載されたファイルから個人情報が漏えいする事案が県内市町村で発生した旨の注意喚起のメールを送信し、10月20日に同市総務部総務課から福祉部高齢者福祉課へ転送され、高齢者福祉課で同様の事案がないか確認を行ったことで発覚した。
同市では、ホームページに掲載する会議録をWordで作成し、個人情報が記載されている文言を黒塗りした上でPDFデータに変換し掲載したが、PDFデータ上では黒塗り処理されているように見えるものの、コピー&ペースト等の操作を行うことで、黒塗り部分に含まれていた個人情報が表示される状態となっていたとのことで、文書作成に使用したソフトウェア(Word等)やPDF変換時の操作方法に関する職員の理解不足があったとしている。
漏えいした個人情報は、1件の住所(大字のみ)。
同市では対象者に直接謝罪を行っている。。
同市では10月20日中に当該箇所の修正処理を行った上で公開しており、現時点で高齢者福祉課への通報や苦情等はない。
同市では今後、木更津市ホームページに掲載するデータを作成する場合は、黒塗り等はせず個人情報自体を削除し掲載するとともに、個人情報保護に関するガイドライン等の順守を徹底し、再発防止に努めるとのこと。

