【詳細情報】ウェブサイトがステガノグラフィック画像検知ユーティリティを提供
◆概要:
人々にテロへの戦いの支援を呼びかけているウェブサイトが現在、ステガノグラフィー検知ユーティリティを提供している。ステガノグラフィーとは、画像にメッセージを埋め込むプロセスを指す。アルカイダといったテロリストグループは、ステガノグラフィーを用
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人々にテロへの戦いの支援を呼びかけているウェブサイトが現在、ステガノグラフィー検知ユーティリティを提供している。ステガノグラフィーとは、画像にメッセージを埋め込むプロセスを指す。アルカイダといったテロリストグループは、ステガノグラフィーを用いて連絡を取り合っていると、多くの人々が考えている。
ユーティリティは無料で提供されており、個人情報は不要である。ユーティリティは、コンピューターが動作中およびインターネットに接続されており、スクリーンセーバーと同様にビジーでない場合のみに動作するとのことである。 http://www.helpcombatterrorism.com にあるこのウェブサイトによれば、ユーティリティは、画像に対して実行されると、ステガノグラフィック情報を格納している可能性のある画像を検知できるアルゴリズムをベースとしている。
アプリケーションがPCにインストールされると、PCはコンピューターネットワーク上のノードとして動作する。ウェブサイトによれば、"Help Combat Terrorism"サーバーが、処理のためにPCに画像を送信する。疑わしい画像が見つかった場合、PCはサーバーに画像のログへの記録を問い合わせてサーバーが管理者に通知する。
ウェブサイトによれば、この活動はテキサス州オースティンの起業家グループによって組織され、民間資金で運営されており、全くの愛国的な活動であるとのことである。スキャンエンジンの作者はNiels Provos氏という人物で、ミシガン大学の博士論文提出の資格を得た学生とのことである。
◆情報ソース:
・Help Combat Terrorism ( http://www.helpcombatterrorism.com/index.htm ) , Jan. 13, 2003
・University of Michigan ( http://www.citi.umich.edu/u/provos/ ) , Jan. 09, 2003
◆キーワード:
Actor: Other United States
◆分析:
(iDEFENSE米国)これは、対テロ戦争に貢献しようとする民間人による合法的な活動である可能性がある。しかし、このユーティリティのインストールを検討しているユーザーは用心すべきである。作者の身元以外、組織の主催者の身元を示す記載は何もない。アプリケーションをインストールすると、PCと正体不明のウェブサーバーとの間に監視不能な双方向接続が開かれる。
当該ウェブサイトには、アプリケーションのパフォーマンスの測定結果、システム要件、有効性は提示されていない。
※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
アイディフェンス社の iAlert サービスについて
http://shop.vagabond.co.jp/p-alt01.shtml
情報の内容は以下の時点におけるものです。
【23:34 GMT、01、13、2003】
《ScanNetSecurity》