イラク戦争に関連して米英サイトのクラッキング 複数のクラッカーが活動
今回の戦争に関係した Web の改竄が多発している。主として、米英のサイトが被害にあっている。
クラッキング活動を行っているのは、USG(UNIX Security Guards)と名乗るグループであり、2002年5月から活動を開始している。反米英、反イスラエル、反インドを標榜し
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クラッキング活動を行っているのは、USG(UNIX Security Guards)と名乗るグループであり、2002年5月から活動を開始している。反米英、反イスラエル、反インドを標榜した複数のグループが協同して活動している可能性がある。このグループについてのレポートが下記のURLに掲載されている。
Pro-Islamic Hacker groups joining forces globally
http://mi2g.com/cgi/mi2g/press/180602.pdf
累積で1,000件を超える改竄活動を行っていると推定される。
今回の戦争に関連して改竄された Web は、800を超えるという説もあるが、編集部で確認できたものは、100未満にとどまっている。ターゲットとされているのは主に Linux ベースのサーバである。
一方、USG とは別に SHADOW BOYS と名乗るクラッカーがWindowsをターゲットとした改竄活動を行っており、こちらは200件を超える改竄被害が発生している。
USG と SHADOW BOYS の2つのグループの活動により、今日の改竄被害は大量のものとなっている。また、ターゲットとなるサーバも Linux と Windows の両方におよんでいる。
現在、国内での改竄は確認されていないが、じゅうぶんな注意が必要である。
《ScanNetSecurity》