クラッカー USG の改竄被害 1分間に3から4サイトが改竄 単一IPに集中 | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

クラッカー USG の改竄被害 1分間に3から4サイトが改竄 単一IPに集中

 Scan Daily EXpress は、2003年3月20日から開始されたイラク戦争にともなうクラッキング活動が激しさを増していると発表した。
 クラッカーグループ USG(UNIX Security Guards) が改竄した米英のサイトは、400件を突破した。
 ターゲットは、Linux に絞られており、

製品・サービス・業界動向 業界動向
 Scan Daily EXpress は、2003年3月20日から開始されたイラク戦争にともなうクラッキング活動が激しさを増していると発表した。
 クラッカーグループ USG(UNIX Security Guards) が改竄した米英のサイトは、400件を突破した。
 ターゲットは、Linux に絞られており、戦争開始から継続して活発な活動を続けている。ごく一部 Windows2000 のサーバも含まれていることが確認されている。
 現在は、1分間に3〜4件のサイトが改竄されており、2003年3月20日から2003年3月21日10:00の間に改竄サイトされたサイトは500件以上となっている。1,000件を超えるのも時間の問題と思われる。

 いまのところ、日本のサイトの改竄は確認されていない。

 クラッカーグループによる改竄活動は過去にもあったが、今回は数とスピードの点でこれまでのものを大幅に上回る規模で進行中である。

 昨日までの時点では、USG (UNIX Security Guards) 以外のクラッカーグループ(SHADOW BOYS)の活動も目立っていたが、21日に入ってからは USG の活動一色となっている。

 しかし、USG(UNIX Security Guards) のターゲットとなったサイトのIPアドレスは、本日に入ってからは 209.123.62.2 に集中しており、物理的に複数のサーバが連続して改竄されているわけではない模様である。このIPアドレスを保有しているのは、米国の Net Access Corporation であり、ISP事業、データセンター事業をいとなんでいる。

Scan Daily EXpress
http://shop.vagabond.co.jp/m-sdx01.shtml

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop