Black Hat Japan 2005 に来日する世界最高ランクのエキスパート達の全貌 第6回 : Kenneth Geers
● Kenneth Geers
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イルクーツクにあるISPのIPアドレスからネットワークハッキングされた経験をお持ちでは?モスクワのIPアドレスからシティバンクのEメールが送られてくるのに、うんざりしてませんか?クレムリンをハッキングしたいと思ったことは?それとも、クレムリンのほうが先に自分をコントロールしているのだと感じている?
ひとつでも「イエス」と答えた人は「Cyberia」について知っておくべきでしょう、と話すのは今回のBlack Hat Japanで「Cyberia:ロシア圏でのハッカー活動の現状とリスク」を発表するKenneth Geersだ。
講演では、今のロシアについて言及し、ハッキング捜査、トレースルート、サイバー空間と物理的地理空間の関連性や、文化的・社会的背景を考慮した暗黙のルールなどを紹介、さらにはロシアのハッカーグループと警察機関、ロシアのサイバー警察担当者へのインタビューも紹介される。
ギアスは、海軍の司法、対諜報活動を担う、米国海軍犯罪捜査課(Naval Criminal Investigation Service)勤務。国防省勤務として他にも、国家安全保障局(NSA)、国防情報局、SAIC核兵器削減支援チーム、ケネディ元大統領暗殺調査委員会、在ブリュッセル米国大使館において任務を行う。
フランス語とロシア語に堪能で、カリフォルニア州のモントレーにある国防言語研究所(Defense Language Institute)を首席で卒業。米国陸軍司令部がロシアの戦略兵器検査準備を行うためのトレーニングおよびテスト用ソフトウェアを開発すると同時に、米国陸軍宇宙・ミサイル防衛司令部のウェブサイトでことに兵器削減に特化したもののいくつかをデザイン、管理している。
サイバー戦争の現状に詳しく、2004年8月にラスベガスで開かれたBlack Hat Briefingsでもサイバー戦争に関する講演を行うとともに、SANS研究所に対してコンピュータ・セキュリティのアドバイスを常時行っている。ワシントン大学修士課程修了。
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□ Black Hat Japan 2005 Briefings 開催概要
開催地:東京 新宿 京王プラザホテル
年月日:2005年10月17日(月)〜18日(火)
受講料:84,000円(税込)/早割料金73,500円(税込)
U R L :https://www.netsecurity.ne.jp/14_4253.html
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