オンラインゲーム通貨の現金取引「RMT」の実態(3)実際の取引手段と相場 | ScanNetSecurity
2026.01.03(土)

オンラインゲーム通貨の現金取引「RMT」の実態(3)実際の取引手段と相場

前回まではゲーム世界のバーチャルな通貨を、現実の通貨で買うRMT(リアルマネートレード)についての概要と、その実体や問題点について紹介してきた。

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前回まではゲーム世界のバーチャルな通貨を、現実の通貨で買うRMT(リアルマネートレード)についての概要と、その実体や問題点について紹介してきた。

RMTでは、ゲーム内通貨と現金とを取引するわけだが、ゲーム運営会社自体がRMTのための仕組みを用意していない限りは、決済すれば直ちに自分のキャラクターの所持金が増えているということはない。それでは、RMTではいったいどのように取引を行っているのだろうか。

●オークションサイト顔負け!購入者に優しいRMT

RMTの取引の仕組みはオークションに似ている部分が多い。ただし、ほとんどのMMORPGではRMTが禁止されているか、運営者側が黙認しているだけで推奨されているわけではないので、ゲーム自体にRMTをスムーズに行うための仕組みが用意されているわけではない。しかし、運営会社が用意していないだけで、RMTの仲介業者はあの手この手でスムーズに取引を行う手段を提供している。
 
・受け渡し手段
オークションでもそうであるが、購入者にとって気になるのは受け渡しの手段である。ほとんどの場合では、先に購入者からの入金があり、それを仲介業者が確認次第、購入者にゲーム内通貨やアイテムを渡すという段取りである。仲介業者が購入品を購入者に渡すときには、ゲーム内でお互いのキャラクター同士が会うことになる。というのは、他に受け渡す方法がないからである。

注文時などに購入者もしくは仲介業者が、受け渡しの日時と、ゲーム内の場所を指定し、お互いのキャラクター名を伝えあっておく。そして、その時間にお互いがログインしておき、ゲーム内のメッセンジャーなどで連絡を取る。ゲーム内で落ち合えたならば、仲介業者のキャラクターから購入者のキャラクターへゲーム内通貨やアイテムを手渡す。

もし、この受け渡し現場をゲーム内で見かけたとしても、通常は気が付くことはない。仲介業者のキャラクターが有名ならば別であるが、普通はただキャラクター同士が会話しているようにしか見えないのだ。これはゲーム運営会社にとっても同様である。キャラクター同士がアイテムの受け渡しやゲーム内通貨の授受を行うことができるのは仕様なので、ゲーム内で認められている操作を行っているに過ぎない。現金のやり取りはゲーム外で行われているので、運営会社の知るところではない。
 
・決済手段
RMTの取引で提供されている決済手段は一般的なショッピングサイトやオークションサイトのそれと何ら遜色がないものである。決済する場所は、仲介業者が自らのWebサイトを運営してその中に決済システムを持っている場合と、大手オークションサイトで取引と決済システムの両方を利用している場合がある。決済手段はクレジットカードを始め、銀行振り込み、オークションサイトが備える簡単な決済システムなど多岐に渡る。
 
【執筆:上野 宣( http://www.usagidesign.jp/ )】

──
(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

《ScanNetSecurity》

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