日本版SOX法対策:これから間に合わせるIT統制 (1)「内部統制、IT統制とは」 | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

日本版SOX法対策:これから間に合わせるIT統制 (1)「内部統制、IT統制とは」

世間を騒がせたライブドアの事件から一年が経過しました。最近ではIXIの架空取引による売上水増しや日興コーディアルの不正会計処理が世間を騒がせています。このような株式上場、公開企業(以後上場企業)の会計不正は株主にとって大きな損失を発生させることになりますし

特集 特集
世間を騒がせたライブドアの事件から一年が経過しました。最近ではIXIの架空取引による売上水増しや日興コーディアルの不正会計処理が世間を騒がせています。このような株式上場、公開企業(以後上場企業)の会計不正は株主にとって大きな損失を発生させることになりますし、日本の株式市場自体の信頼を損ねることにもなりかねません。こうした背景があって上場企業の会計自体の信頼性を高めるための仕組みが必要であるいう議論がなされてきました。

アメリカでもエンロン、ワールドコムといった大型会計不正がきっかけとなって、企業会計の信頼性を高める必要があるという議論が起こり、2002年に企業改革法(通称SOX法)という法律が施行されています。日本では2006年6月に金融商品取引法が成立し、その中で『上場企業の財務報告に係る経営者の評価と公認会計士等による監査』が義務付けられることになりました。このアメリカの企業改革法を参考に作られた制度が米国の通称であるSOX法にちなんで日本版SOX法と呼ばれているものです。

日本版SOX法では企業の会計処理における内部統制が求められています。この企業会計における内部統制のフレームワークを定義づけているのが…

【執筆:中田 匡紀】
株式会社ブリングアップ 取締役兼最高執行責任者
http://www.bringup.co.jp/

──
この記事には続きがあります。
全文はScan Security Management本誌をご覧ください。

◎有料版Scan申込> http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m02_ssm

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

    富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

  2. ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

    ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

  3. 総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

    総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

  4. プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

    プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

  5. 日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

    日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

  6. 時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

    時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

  7. UDP ベースのアプリケーション層プロトコル実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

    UDP ベースのアプリケーション層プロトコル実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

  8. 脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術

    脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術PR

  9. Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

    Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

  10. 「サイバーセキュリティお助け隊サービス」制度に新たに 2 類を創設、価格要件を緩和

    「サイバーセキュリティお助け隊サービス」制度に新たに 2 類を創設、価格要件を緩和

ランキングをもっと見る