エフ・セキュア、「Man in the Browser」による攻撃に警告 | ScanNetSecurity
2024.05.02(木)

エフ・セキュア、「Man in the Browser」による攻撃に警告

日本エフ・セキュア株式会社は11月21日、エフ・セキュア社が、銀行サイトを標的としてオンラインバンキングの利用者から個人情報を不正に奪う攻撃が増えていると警告していると発表した。この攻撃では「Man in the Browser」と呼ばれる新世代の不正コードが使用されてい

製品・サービス・業界動向 業界動向
日本エフ・セキュア株式会社は11月21日、エフ・セキュア社が、銀行サイトを標的としてオンラインバンキングの利用者から個人情報を不正に奪う攻撃が増えていると警告していると発表した。この攻撃では「Man in the Browser」と呼ばれる新世代の不正コードが使用されている。具体的には、Webブラウザを使用するユーザと銀行が保有するサーバとの間に入り、その間でデータを盗む手口。

「Man in the Browser」は、感染PCによりオンラインバンキングのサイトにアクセスすることで起動する。WebブラウザのHTMLコードを傍受し、ユーザが正規の銀行サイトのWebページに入力したログイン情報(ユーザ名とパスワード)を盗む。個人情報はFTPサイトに直接転送され、攻撃者のPCに保存される。その後、攻撃者はサイバー犯罪グループ間で最高値を付けた者にその情報を売却する。エフ・セキュアでは、「Man in the Browser」は「フィッシング」などのように大量に配布されないため、パターンファイルによって不正コードを駆除するセキュリティ製品では「Man in the Browser」を見抜くことは困難であるとしている。


日本エフ・セキュア:エフ・セキュア社、「Man in the Browser」による攻撃に警告
http://www.f-secure.co.jp/news/200711211/

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  4. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  5. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  6. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  9. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る