IPA/ISEC、コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[12月分および2007年年間]を発表
IPA/ISEC(独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター)は1月7日、2007年12月および2007年年間の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。発表によると、2007年12月のウイルス検出数は約34万個と、11月の約60万個から約4割の減少となった
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不正アクセス届出状況では、12月の届出件数は14件であり、そのうち被害のあった件数は7件。不正アクセスに関連した相談件数は21件であり、そのうち16件は何らかの被害に遭っている。12月の相談総件数は389件で、このうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が43件と、11月の264件から激減した。これは、11月末にワンクリック不正請求業者が逮捕されたことが影響しているとしている。その他はWinnyに関連する相談が19件(11月は31件)、「セキュリティ対策ソフトの押し売り」行為に関する相談が11件(11月は14件)などとなっている。
2007年年間のウイルス・不正アクセス届出状況では、2007年の年間届出件数は34334件と、2006年の44840件から大幅な減少となり、2005年をピークに減少傾向にある。これは、大規模な感染拡大を引き起こす大量メール配信型のウイルスが出現していないことから、IPAでは届出件数が減少しているものと推測している。
IPA/ISEC:コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[12月分および2007年年間]について
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2008/01outline.html
《ScanNetSecurity》