インテリジェンス月次報告書4月号を公表、Webベースのマルウェアが急増(メッセージラボ ジャパン) | ScanNetSecurity
2024.04.30(火)

インテリジェンス月次報告書4月号を公表、Webベースのマルウェアが急増(メッセージラボ ジャパン)

メッセージラボ ジャパン株式会社は5月9日、メッセージラボ インテリジェンス月次報告書「2008年4月号」を発表した。これによると、4月はストーム・ボットネットが大幅に減少して当初の規模のわずか5%となった一方、Webベースのマルウェアが増加した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
メッセージラボ ジャパン株式会社は5月9日、メッセージラボ インテリジェンス月次報告書「2008年4月号」を発表した。これによると、4月はストーム・ボットネットが大幅に減少して当初の規模のわずか5%となった一方、Webベースのマルウェアが増加した。

同社では、ストームによる感染に焦点を絞り、これを除去する最新マルウェア除去ツールの登場により、ストームに感染したコンピュータの数は急激に減少したと分析。これまで200万台と推定されていたストーム・ボットネットの規模は、現在では約10万台程度で、これはストーム・ボットネットによるマルウェアを含んだメールの数が、4月に57%も減少したことからも明らかだとしている。

その一方、Webベースのマルウェアの分析では、4月に捕捉された同マルウェアの36.1%が新規のものであり、前月比で23.3%の増加となった。また同社は、マルウェア及びその他のスパイウェアやアドウェアなど、問題を引き起こすプログラムが潜んでいる新たなWebサイトを一日平均1,214件特定しており、この件数は前月比で619件増加したと報告している。

さらに4月は、ターゲット型トロイの木馬の1日の捕捉数が、28件であった2007年12月の250%増となる約70件を記録。ターゲット型の攻撃が過去最高水準に達したと発表した。また、北京オリンピックへの関心を悪用した攻撃も発見されており、そうした攻撃を過去6ヶ月間で13種類捕捉したことを明らかにした。

http://jp.messagelabs.com/resources/press/13642

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. GROWI に複数の脆弱性

    GROWI に複数の脆弱性

  3. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  4. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

  5. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  6. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  7. メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

    メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

  8. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

    フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  9. LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

    LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

  10. 7月のフィッシング報告状況、「.cn ドメイン」のフィッシングメールを多く確認

    7月のフィッシング報告状況、「.cn ドメイン」のフィッシングメールを多く確認

ランキングをもっと見る