gredセキュリティレポートVol.6を公表、1月のGumblar被害拡大の速報も(セキュアブレイン)
株式会社セキュアブレインは1月22日、同社が運用する無料Webセキュリティサービス「gredでチェック」で収集した情報を基にしたセキュリティレポートの最新版、「セキュアブレインgredセキュリティレポートVol.6【2009年12月分統計】」を発表した。
製品・サービス・業界動向
業界動向
本レポートは、同社が運用する無料のWebセキュリティサービス「gredでチェック」で収集した情報を基に「セキュアブレイン先端技術研究所」で分析を行い、その結果をまとめたもの。分析によると、2009年12月に「危険」と判断されたWebサイトの件数は2,605件。10月の3,621件以降、減少傾向にあり前月比は78.4%だった。脅威別では、「フィッシング詐欺」が前月比71.2%、「不正改竄サイト」同80.3%、「不正プログラム」同39.1%、「不正攻撃サイト」同46.4%と、前月より大きく減少。変わらないのは「ワンクリック不正請求」で、前月とほぼ同じ(11月778件、12月773件)となっている。
またレポートでは、2010年初頭から猛威を振るった「Gumblar(ガンブラー)」にも言及しており、2010年1月19日現在のデータを公開している。それによると、「gredでチェック」で「危険」とされたサイト2,181件中、「不正改竄サイト」の検知件数は1,085件(49.7%)、Gumblarウイルスに感染したサイトは729件(「不正改竄サイト」報告件数の67.2%、「危険」サイトの33.4%)だった。前回Gumblarウイルスの被害が多数報告された2009年10月や12月との比較もされており、今回の被害の大きさ、企業サイトが狙われたことなどがデータからも裏付けられている。
http://www.securebrain.co.jp/about/news/2010/01/gred-report6.html
《ScanNetSecurity》