フィッシングサイト報告、国内ブランドが4割の増加--JPCERT/CCレポート(JPCERT/CC) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

フィッシングサイト報告、国内ブランドが4割の増加--JPCERT/CCレポート(JPCERT/CC)

一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月11日、2011年4月1日から6月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCが受け付けたインシ

脆弱性と脅威 脅威動向
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月11日、2011年4月1日から6月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCが受け付けたインシデント報告件数は1,567件、各報告に含まれるインシデント件数は1,562件、サイト管理者などに対応を依頼した調整件数は654件となり、調整件数以外は前四半期より減少している。

インシデントの内訳は「スキャン」が958件で全体の61.3%を占め、「フィッシングサイト(325件)」「マルウェアサイト(121件)」「Webサイト改ざん(34件)」と続いた。フィッシングサイトの報告は、国内のブランドを装ったフィッシングサイトの件数が118件と、前四半期の84件から40%増加した。また、国外ブランドを装ったフィッシングサイトの件数は173件と、前四半期の247件から30%減少している。活動概要では、「攻撃者グループの活動への対応」「第23回FIRST Conference開催--山口理事が運営委員に」「制御システムセキュリティ評価ツール「SSAT」の提供開始」などをトピックに挙げている。
(吉澤亨史)

http://www.jpcert.or.jp/ir/report.html
http://www.jpcert.or.jp/pr/index.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

    アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

ランキングをもっと見る
PageTop