国内外で金銭目的のサイバー犯罪組織が摘発される--11月度レポート(トレンドマイクロ)
トレンドマイクロは、2011年11月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
10月の不正プログラム感染被害の総報告数は655件で、10月の564件から増加した。日本国内の不正プログラム検出状況では、RARファイルのパスワードクラックを行うハッキングツール「HackingTools_RARPasswordCracker」が7位にランクインしている。問い合わせ状況では、複数のWebサイト改ざんに伴う問い合わせが増加しており、改ざんの際に埋め込まれる不正なスクリプト「MAL_HIFRM」が1位にランクインしている。また11月は、大手運輸業の企業に偽装されたスパムメールに不正プログラムが添付されている事例を多く確認しており、2位と3位にスパムメール関連の「TROJ_SCAR」「TSPY_ZBOT」がランクインしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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