バックドア機能を持つAndroidマルウェアの増加を懸念--11月度レポート(マカフィー)
マカフィーは、2011年11月のサイバー脅威の状況を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
スマートフォンを含むモバイルマルウェアでは、11月は新たに37件が報告された。このうち、Android OSを対象とするマルウェアは全33件(新種のマルウェアが2件、亜種が24件、亜種のPUPが7件)であった。新たに確認された「Android/YiCha.A」は、インストールされたアプリケーションを起動すると、端末情報を外部サーバに送信する。また、外部サーバからの応答に含まれるJavaScriptコードを実行するバックドア機能を持ち、サーバからの応答次第で特定の電話番号にSMSを送信したり、特定の電話番号からのSMSを削除したりすることができるよう設計されている。マカフィーでは、今後もこのようなバックドア機能を持つ悪質ソフトウェアの出現数が増加していくとみている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》