2012年は、国がスポンサーとなるAPT攻撃の発生も--最新セキュリティ動向(フォーティネット)
フォーティネットは、同社でセキュリティ脅威の研究を行っているDerek Manky氏の来日に合わせ、最新のセキュリティ動向について発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
サイバー攻撃者も新しいモバイル向けOSの脆弱性を調査するために、リソースを割くようになった。そして2011年は、Android端末の個人情報を盗み出す「Droid KungFu」のようなマルウェアも登場し、今後はPCと同様の手口でユーザの金銭を狙うものが増えるとした。APT攻撃では役割分担による分業化が進んでおり、その基盤も巨大化しつつある。サイバー攻撃の初心者向けにトレーニングコースも提供されているという。2012年は特定の標的に対してスポンサーが付き、人材を育成してコードそのものをカスタム化した攻撃が増えるとした。国がスポンサーになる攻撃もあるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》