Android向け架空請求マルウェア、日本アダルトサイトで配布--1月度レポート(マカフィー)
マカフィーは、2012年1月のサイバー脅威の状況を発表した。スマートフォンを含むモバイルマルウェアでは、1月は新たに27件が報告された。
脆弱性と脅威
脅威動向
スマートフォンを含むモバイルマルウェアでは、1月は新たに27件が報告された。これらはすべてAndroid OSを対象とするマルウェアで、その内訳は新種のマルウェアが5件、亜種が9件、PUPの新種が6件、亜種が7件であった。また1月、架空請求により入金を促す手法で金銭を搾取することを目的とした悪質ソフトウェア「Android/OneClickFraud.A」およびその亜種が発見された。本マルウェアはすべてのAndroid OS搭載端末をターゲットにしており、IMEI(端末識別番号)、電話番号、Googleアカウント等の端末情報およびユーザ情報を外部サーバに送信する。また、ブラウザで架空請求のWebサイトを表示する。なお、本マルウェアは、日本国内のアダルトサイトにおいて動画プレイヤーとして配布されていた。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》